/ 2026.10.28

2026
マイク・フラナガン, ケイト・シーゲル, アクセル・キャロリン, キーラ・セジウィック, ヒロミ・カマタ

ドラマ化された「キャリー」が面白かったです。

「キャリー」は映画が有名です(1976年の映画)。虐められた女の子がテレキネシスで復讐をするストーリー。スティーヴン・キング原作、監督はブライアン・デ・パルマ。何回か映画が作られています。

1977
ブライアン・デ・パルマ

小説「キャリー」はスティーヴン・キングのデビュー作です。1974年出版。

1985-1-29 / 新潮社
スティ-ヴン・キング (著), 永井淳 (著)

このキャリーが2026年に Amazon MGM Studios によってドラマ化されました。

楽しめた度

現代化されてかなり観やすい

ドラマは映画とストーリーの骨格は同じなのですが、所々変わっていて現代化されています。​いじめは現代っぽくSNSを介して行われます。

ドラマは映画よりも放送時間が長いので展開がゆっくりになり、説明や肉付けが大量に行われてかなり観やすくなっています。

例えば、ドラマ版ではキャリーの家庭環境の描写が多くなり母親との会話も多いです。キャリーが初潮のことを知らなかった場面も映画では駆け足で描かれますが、ドラマでは時間を掛けてしっかりと描かれ、その後の教師とのやり取り、母親とのやり取りも描かれます。

ドラマではキャリーの家は父親が死んだ直後の状態から始まります。宗教に傾倒する家庭にありそうなように、キャリーはずっとホームスクール(無許可)で勉強していました。

服はキャリーが自分で作っていて(映画では母親が服を作っています)、アーミッシュほどではないのですが現代のテクノロジーとは距離を置いた生活を送っていたようです。

キャリーの母親にはお金が無く、キャリーは母親から離されて養護施設に行かされそうになってしまいます。そのためキャリーの母親は、監督官にしっかりした親だと見せるために就職し、これまでホームスクールだったキャリーは人生で初めて学校(高校)に行くことになる。映画ではこのあたりは全く描かれていません。

映画はかなり展開が早い映画でしたが、ドラマは本当に丁寧に描かれています。

キャリーが可愛い

ドラマ版は主役のキャリーがとにかく可愛いです。嫌みの無い感じの女の子です。映画のキャリーはオドオドしていてこれはいじめられるなという感じでしたが、ドラマ版のキャリーはオドオドはしません。

ドラマ版のキャリーは学力は高いのですが、家からほとんど出なかったので外の世界のことはほとんど知りません。

映画版と違って無垢で好奇心が強い女の子として描かれています。

ただ学校の普通の学生からするとちょっと変わった人に見えます。服も自分で作っているからちょっと変。

ということで、初めて行った学校ではスクールカースト上位の女生徒から変人としていじめられます。観ていて可哀想です。

いじめへの対処も現代的

SNSでキャリーへのいじめが発覚して犯人が暴露されるときも現代的でした。

映画のキャリーと違ってストーリーの展開が丁寧で話し合いの場があり、暴走シーンまでにワンクッションあります。

キャリーといじめっ子と、さらにそれぞれの親と教師が集まって話し合いになります。外ではいじめっ子を「停学にしろ!」と学生らがデモをしています。

この構図が凄く現代的で、さらにはキャリーの母親はSNSを使って皆に呼びかけたりしています。今の時代はこんな感じですね。

キャリーの母親は意外とテクノロジーに詳しいです。監視カメラを取り付けて家を監視します。

母親は映画ほど酷くない。キャリーは父親が好き

母親は映画版ほどは酷くないです。映画では母親がヒステリックでしたが、ドラマ版は大分抑えられていて理性的です。でも性格の悪さが所々に出ています。

ドラマでは死んでしまった父親のことが描かれているのが良いですね。映画では父親は描かれませんでした。

キャリーは父親は好きだったようで、父親の残像をよく見ます。

ドラマ版ではいじめが複数回あり、父親のことで虐められるシーンが印象的です。全身が泥だらけになります。

キャリーは「お母さんが言ったとおり周りの人は酷い人ばかりだった」と母親に少し理解を示します。

この父親の死に場所でのいじめが決定的となり、キャリーは周りの生徒に対して態度を硬くします。

こんな感じでドラマ版ではラストの暴走までに怒りのゲージが溜まっていく様子が丁寧に描かれます。

ラストシーンで怒りをぶちまけるシーンも良かった。赤い液体が綺麗にかかる

映画「キャリー」の良いところは、虐められていたキャリーが周りの人を思いっきりやり返すシーンです。殺しまくりで気持ちいいです。

何もよりもまず、映画「キャリー」よりも赤い液体が顔に綺麗にかかっています。

私は映画「キャリー」はもう少しうまく赤い液体が全身にかかって欲しかったなと思っていました。ドラマ版「キャリー」は見事なかかり具体です。

逃げる車を破壊するシーンも良くなっています。

「最後に言い残すことはあるか?」とは言いませんがそんな感じで、いじめっ子が話し始めたら、キャリーが車体をぐしゃっと潰して殺します。

いやー気持ち良かった。

ただ、キャリーをプロムに誘った優しい男の子がドラマ版ではしっかり死んでしまいます。映画版は死んだか気絶したか分からない感じでした。

過去の超能力者を紹介するところが「TRICK -トリック-」にそっくりだった

各エピソードの最初に過去の超能力者のことなどが絵で説明されます。これが私の好きな日本のドラマ「TRICK -トリック-」にかなり近い構成でした。

「TRICK -トリック-」は手描き風の絵で「過去にこういう超能力者がいました」と紹介してからその能力を使う人のエピソードになります。

ドラマ版「キャリー」は「TRICK -トリック-」を参考に作ったのかと思うほど似ていました。ちょっと嬉しかったです。

もしかして「TRICK -トリック-」も何かを参考にして作られていて、両方のネタ元の映画などがあるのでしょうか。

2014-7-16
仲間由紀恵 (出演), 阿部 寛 (出演), 堤 幸彦 (監督)

シーズン2が楽しみ

映画とは違ってドラマ版「キャリー」では他にも能力者がいることが描かれます。

キャリーが超能力を使った時には「どこかで誰かが力を使った」と感知する組織がチラッと描かれますし、最終話では能力者が複数登場します。たぶんシーズン2で詳しく描かれるでしょう。

私の好きなドラマ「Heroes」的な展開になると最高です。まぁさすがに能力バトルにはならないとは思いますが。そうなると原作のスティーヴン・キングが怒るかも。

2015-11-6
マイロ・ヴィンティミリア (出演), ヘイデン・パネッティーア (出演)

シーズン2の制作が決定したとのことで楽しみです。

どのような展開になるのでしょう。

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マイク・フラナガン, ケイト・シーゲル, アクセル・キャロリン, キーラ・セジウィック, ヒロミ・カマタ
Nomeu / のめう
PCゲーマー

ゲームに没頭している時間は幸せ。

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