
Humble Bundle は IGN の傘下となってから結構変わりました。
Humble Bundle は誕生した当初はゲームデベロッパーへの支援とかチャリティーとかに力を入れていたのですが、徐々に単にセットでゲームとか本とかを売っているサイトに変わっていきました。
IGN の傘下になってからはそれが顕著で、今では支援とかはそっちのけ。近年は評判が悪くなっています。
購入したゲームのコード(ゲームキー)が発行されなかったり、コードの有効期限がものすごく短くなりました。
提供されるバンドルや Humble Choice の質も低下しています。全然興味が湧かないゲームバンドルがほとんどになってしまいました。
そんな中、IGN は Reward として今年10月に過去にゲーム業界で問題となったG2Aというゲームコードの売買サイトのディスカウントコードを提供していました。
不正入手したクレジットカードの資金洗浄などに使われて儲けた会社で、購入者への保証も悪く、ゲームコードが後から無効化されることも。運営者の態度も大きく、ゲームデベロッパーのカンファレンスに乗り込んで自分たちは悪くないと言い放ったこともありました。






Humble Bundle では規約上購入したゲームのコードを売ってはいけないのですが、その一方で運営元の IGN は鍵屋のディスカウントコードを配り、ゲームコードの売買を促進させています。見事な二面性です。
今回の件で、「Humble Bundle で購入したゲームコードの失効が早くなったのって、もしかして使われないゲームコードを Humble Bundle 自ら鍵屋に売っているのか?」と邪推するコメントが結構見られます。
実際のところはどうか分かりませんが、Humble Bundle の運営方針が変わったのは確かです。
私の考えでは、ゲームコードの失効が早いのは、使われなかったコードをできる限り回収してゲームコードの提供元から返金を受けているような気がします。
Humble Bundle はバンドルを売る際には予めゲームコードをある程度の数、確保しておくかと思いますが、余ったゲームコードは返したい。
在庫を抱えない小規模な運営方針に変わったのではないでしょうか。
ゲームを購入した人の未使用のゲームコードも失効させるのはやや酷いですが、Humble Bundle としては返品できる数が増えるので嬉しいでしょう。
ネット上のコメントで「Humble Bundle のサポートの返信が遅い」「ずっと無視されている」などの文句が増えたことから考えても、小規模な運営になったのは当たっているような気がします。
ゲームのバンドル販売サイトの中では Humble Bundle は格上でモラルも一段階上という印象がありましたが、今はそういうサイトではなくなりました。盛者必衰でしょうか。