ひろゆきさんの言う「RTSは一般受けが悪い」理由は、覚えることが多すぎるから。「RTS」と「MOBA」の違い。MOBAはぬるい、RTSプロゲーマーの操作量を見よ
ひろゆきさんが恋愛映画とゲームについて書いていました。私の考えとほぼ同じでした。
サスペンス映画だと、犯人は誰だろう?と推測したり、ストーリーの流れからエンディン
グを予想したりして楽しんでいたりします。
んで、予想外の展開や伏線が回収されたりするような頭のいい脚本家や監督の作品が好きだったりします。
『冒険野郎マクガイバー』というテレビドラマシリーズが好きなのですが、監禁されたらこうやって逃げようとか、自動車のラジエイターに穴があいたら、生卵で応急修理出来る かも、、とかその後も役に立つかもしれない知識が手に入ったりするのですね。 んで、おいらは恋愛映画が時間の無駄だと思ってる派です。。
二股になってどっちが好きになりましたがとか、根拠が「主人公がそう思ったから」とかなので、ストーリーの流れとかで推測してもしょうがないし、主人公がどっちが好きとか どうでもいいんですよね。。。それを知ったことで、人生に役立つことはないので、、、
んで、レビューで恋愛映画が面白いと思ってる人達の評価してる映画をお勧めされても無意味なんですよね。 ゲームにしても、おいらが好きなリアルタイムストラテジーゲームは一般受けがめっちゃ
悪いので、世間一般からの評価は低かったりします。 『エイジオブエンパイアシリーズ』という、手斧の時代から進化しながら兵隊や兵器をつ
くって、城立てたり、船を作ったりして戦争をするというリアルタイムストラテジーのゲ ームシリーズがあるのですが、その派生で『エイジオブミソロジー』という神話に出てく る神様だったり巨人を生み出すことで、一発逆転が狙えるというゲームが個人的には好み なんですが、一般的にはほとんど知られていません。 なので、「エイジオブミソロジー面白いよね!」という人がお勧めするゲームは知りたい
のですが、一般の人がレビューの点数をつけてるサイトでは、高評価になることはまず無 いわけです。。。 最近だと『Slay the Spire』というゲームが面白いのですが、一般的な知名度は皆無ですが、ちょっと頭
を使ったゲームが好きでそういうゲームを探してる人達の中では有名だったりします。 というわけで、ネットのレビューってみんなの評価の平均値なので、おいらが好きなモノを教えてくれるわけじゃないんですよね。
なので、マニアックな趣味の友達と映画やゲーム情報を共有してたりするんですけど、世の中にはマニアックで面白いゲームや漫画や映画を知ってる人はもっといるので、そういう人を見つけたいなぁ、、と思って友達とサイトを作りましたよ。。と。
https://netmode.jp/
目次
せっかくなら何か為になるものが良い
私が恋愛ものを嫌いなのは、自分には得られるものがないからです。ひろゆきさんと同じです。
せっかく映画やドラマやマンガを見るなら、何か得られるものが欲しい。豆知識があると嬉しい。「こち亀」のおかげで変な知識が付いたりしています。
ただ「Dr.STONE」とか「テラフォーマーズ」のように、メインストーリーそっちのけで徐々に知識を書くことがメインになるとゲンナリです。
そして、恋愛がメインでないとしても恋愛要素が強いものが嫌いな理由としては、これまで合理的な考えのもとに行動していたのに、恋は盲目状態で突然「これは悪手だろう」という行動をしてしまうからです。人の忠告も聞かないことが多い。自己中心的になることが多いわけです。
ドラマの感想で何度も恋愛要素を少なくして欲しいと書きましたが、「フラッシュ」のようにせっかくの舞台設定が恋愛によってねじ曲げられると見ていられません。

人間ですから恋愛要素はあっても良いし、時には下手を打つ行動をしてしまうこともあるでしょう。でも、あの行動は良くなかったなと気付いて欲しいのです。
ミステリーとかで、仲間が「あの人絶対怪しいって」と一生懸命忠告しても全然聞いてくれないときはイライラします。「ウォーキングデッド」でも見たような。
私は最近ファンタジーもあまり受け付けなくなっていて、ファンタジーでも何か為になるものか面白くないとみていられません。
「蜘蛛ですが、なにか?」は評価の良いマンガだったので見てみたのですが、転生ものの中で本当に面白くないと感じた作品です。
「女子高生が蜘蛛になった時の想像をしてみた」的な内容で、全部が変に大げさで、私の想像の域を出ず、淡々としていて面白さを感じませんでした。でもこのマンガは評価が良いんですよね。世間がよく分かりません。
異世界ファンタジーでも「この素晴らしい世界に祝福を!」のアニメシリーズは本当に笑えて面白かったです。「石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤…飲める」は最高ですね。
RTSゲームの一般受けが悪いのはゲームの前に覚えることが多いから
ひろゆきさんの言うように、「Age of Empire」シリーズのような「RTS (Real Time Strategy)」ゲームは確かに一般受けは悪いです。
私もRTSゲームはそれほど好きなジャンルではありません。
なぜならRTSゲームは学習曲線が急だからです。つまり、RTSはゲームを楽しむ前に学習しなくてはならないことが多すぎるのです。
長いチュートリアルを終えてやっとゲームを楽しめるかと思ったら、チュートリアルの知識だけでは対人戦ではまったく歯が立ちません。シングルプレイのCPU戦でいいなら楽しめるかもしれません。
チュートリアル以外のことが重要になるのは格闘ゲームと似ています。相手に勝つために重要な知識はチュートリアルでは教えてくれないのです。「操作方法は分かったが…」というレベルで実戦に放り出されます。
ただし、一度何かのRTSゲームである程度の経験を積むと、他のRTSゲームでもその知識が使えるというタイプのジャンルです。これも格ゲーに似ていますね。
学習曲線が急だと大変なのは他のジャンルでも言えて、箱庭ゲームの「トロピコ」シリーズもそうです。私はチュートリアル中に寝てしまいました。敵が攻めてくるゲームではないので緊張感もありませんし…。
「RTS」と「MOBA」の違い。今の「RTS」は「MOBA」を指すかも
ちょっと補足をしておきますと、今のゲーマーからすると「RTS」というジャンルが一般受けが悪いということが納得できないかもしれません。ひろゆきさんが言う「RTS」は「昔のRTS」です。
今「RTS」と言うと「MOBA (Massive Online Battle Arena)」を指すように思います。MOBA の代表格である「League of Legends」は2019年のデータで800万人以上のプレイヤーがいるとのことで、日本でも大会の話題を目・耳にしますし、世界的には有名なゲームのはずです。
同じ MOBA の「Heroes of Newerth」「Dota2」 は最近は名前を聞かなくなりましたが、数年前は有名でした。
そもそも「Dota (Defense of the Ancients)」は「Warcraft 3」という「RTS」ゲームの1つのゲームモードでした。そこから「MOBA」が生まれました。
つまり本来は、「MOBA」は「RTS」のジャンルの1つです。
ですが近年「RTS」ゲームは受けが悪いことから新作をあまり見なくなりました。でも「MOBA」は人気です。
「MOBA」の良いところは、操作するユニットが自分だけであること。「RTS」では自分は軍の指揮官であり戦場に立たず、大量のユニットに対し、自分一人でマップのあちこちを見ながらせかせかと指示を出さなくてはならないのです。
世界大戦がテーマのRTSゲーム「Company of Heroes」なら、プレイヤーは、歩兵の操作、カバー(障害物に身を隠す)の指示、地雷をまいたり、バリケードを作ったり、必要な建物を建築して戦車や歩兵を補充したり、戦車も移動させたり攻撃の指示、敵に戦車の背を見せないように後退したり、と細かな操作が必要です。
チュートリアルでは教えてくれませんが、これらの操作は時間を掛けずに瞬時に行わなければなりません。「単位時間当たりに指示を出す量 (APM)」がRTSゲームでの強さの指標となることもあり、うまいプレイヤーほど絶えずマップを見渡し、細かな指示を出しています。
これを行うのはゲーマーですら大変で、カジュアルゲーマーには到底耐えられません。RTSゲームは全てのゲームジャンルの中でもかなり難しい部類に入ります。
RTSは「StarCraft 2」というゲームで一時期盛り上がりを見せたのですが、衰退していきました。今は Google の AI の実験で使われています。
カジュアルゲーマー的には「RTS」は「League of Legends のようなゲーム」というような状況になっているような気がします。「League of Legends は RTS なのか?」という議論も度々あります。
詳しいゲーマーは歴史がどうのこうの言うかもしれませんが、昔ながらのRTSゲームは今はほとんど見ませんし…。言葉の意味的にはリアルタイムで戦略を立てていればいいわけですから、「League of Legends」 は RTS です。
ちなみに、「MOBA」の流行の要因の1つに、「タワーディフェンス」の流行があるかもしれません。タワーディフェンスの要素が MOBA にありますから。
MOBAはぬるい。RTSのプロゲーマーの操作量を見よ
「MOBA」が「RTS」よりも楽だということに、「そんなことはない」と異議を唱える人もいるかもしれません。
RTSのプロゲーマーの実際の操作を映したビデオがあるのでご覧あれ。
「APM (Actions per Minute)」が上で書いた「単位時間当たりに指示を出す量」のことです。
これを見ると「MOBA」はなんて楽なんだと思うはずです。MOBA でもレベルが高くなるとまた別の難しさがあるとは思いますが。
私は「RTS」が難しすぎるからこそ、「MOBA」がカジュアルゲーマーにも流行ったのだと思っています。
大量のユニットを操作するのは大変すぎ、もはや特殊能力です。ですが、ユニットが1つならほとんどの人が操作できます。
RTSというジャンルは意味が曖昧
「MOBA」の画面を見ていると、「World of Warcraft」のような「MMO RPG」に似ていると感じます。最近はアクションゲームと言っても MMO RPG のような画面のゲームもあります。
ゲームのジャンルの枠組みがちょっと揺らいでいるように感じます。
私はFPSゲームでも戦略を立てながら行動しているため、これもリアルタイムなストラテジーだと言えば字義的にそうです。FPSゲームのクラン戦ならそれこそ指令役がいて、その人にとってはFPSゲームでもRTSです。
RTSゲームは他の言い方があれば良いですね。昔のRTSゲームに「Commander」というワードがゲームタイトルに入っているものがありましたので、そこからとって「司令官(指揮官)ゲーム」とか「コマンダーゲーム」という表現はどうでしょうか?
ちなみに Fortnite のプレイヤー数は
ちなみに「TPS (Third Person [Person's view] Shooter)」ゲームで一番有名であろう「Fortnite」は 2020/4 の時点で3.5億人のプレイヤー(アカウント登録者数)がいるようです。
League of Legends も有名なゲームですが、Fortnite は圧倒的。
Fortnite now has over 350 million registered players! In April, players spent over 3.2 billion hours in game.
ただ、私は Fortnite はシューティングゲームの中では難しいゲームだと思います。移動と銃を撃つうまさだけでは勝てないからです。バリケードをうまく素速く作る能力が必要なのです。
難しいと言っても、プレイ前に覚えなくてはならないことはRTSゲームに比べると圧倒的に少ないです。ゲームの知識がなくても強いプレイヤー以外のプレイヤーには勝てるチャンスがあります。
「Slay the Spire」は一般的な知名度は皆無なのだろうか
ひろゆきさんが「Slay the Spire」が面白いと言っているのは嬉しいですね。
ただ「Slay the Spire は一般的な知名度は皆無」と言っていますが、実際はどうなのでしょう。
私はゲーマーなので "一般" には入らないです。私は「Slay the Spire」を、「カードゲーム+ローグライク」というジャンルにしてはかなり知名度のあるゲームだと思っています。「NEOVERSE」や「Monster Slayers」に比べると圧倒的な知名度です。


ですが、確かに一般人が知っているゲームって「マリオ」とか「ドラゴンクエスト」「ストリートファイター」「ポケモン」「あつまれ どうぶつの森」とかですね。
もしかしたら最近はテレビでも eSports 関連で「League of Legends」「Fortnite」の事が取り上げられているため、これらのゲームの名前を知っているという人が増えているかもしれません。
そのレベルで考えると「Slay the Spire」は知名度がないと言って良いでしょう。
Final Fantasy 14 を以前からずっとプレイしている人に Steam の話をしたら Steam のことを知らなかったのには驚愕しました。
普通の人は Steam すら知らないのかもしれません。