普通サスペンスの映画というとどうしても暗いストーリーになってしまうのですが、この映画はコミカルで面白かったです。明るいサスペンス。

明るいサスペンスというのも気楽に観られて良いですね。登場する女性がカッコイイ美人で飽きません。

楽しめた度

格好良いファッションとエロと美人がとても良い

この映画で何よりも良かったのは主役の女性が美人でカッコイイこと。服装がとても良い。

ブレイク・ライブリーという女優で、「ゴシップ・ガール」に出ているとのこと。見ていないので知りませんが。

序盤のダークブルーのスーツに白いシャツがとても決まっています。うわっ、カッコイイ。美人で長身なのでとても似合っています。

豪華な家の中でジャケットを脱ぐと、下にカットソーのシャツにベストを着ていると分かります。ベストにシルバーのチェーンのアクセサリーが付いて、これが貴族っぽくてカッコイイ。とても似合っています。

カジノのディーラーの服みたいに見えて「あら、いいですね」と。

その後、ベストの上からシャツを「取り外す」。シャツはフェイクで、首から胸元に掛けてシャツを着ているように見せかけるファッションアイテムでした。

手首にもシャツの袖のパーツだけが付いていて、ジャケットを着ると長袖のスーツを着ているように見えます。こんなものがあるとは知りませんでした。

映画の終盤のシーンなんて最高です。上半身は裸に白いジャケット。カッコイイ。胸がチラチラ映ります。どこかで見たことがあるファッションですが、やはり良いですね。

ストーリーは気楽に見られてハッピーエンドだが、実は怖い主人公

子育てを頑張るママ(主人公、ステファニー)とお金持ちで美人で子育てが苦手なママ(エミリー)が友達になる、というところから始まるストーリーです。でも美人ママはお金に困っているらしい。

ステファニーは頑張るママで子供の参観日でも子供の写真をパシャパシャ撮っています。話し方もハイテンション(誤用のテンション。うまい言い換えが見つからない)。周りのママ達に料理にドラッグが入っているのかと笑われています。

普通のサスペンスと違ってラブコメっぽい映像で画面が明るく、周りのママ友のチクリとした言葉も毒が薄くて気楽に見ていられます。普通のサスペンスでは考えられません。

美人ママは子供を見るのが得意ではなく、お節介をしてくれるステファニーを利用して、ちょっとお願い(シンプル・フェイバー)があるんだけどと言って子供の面倒を見てもらいます。その間、美人ママはニューヨークでファッション系のお仕事。

そして、子供をステファニーに預けたまま美人ママは行方不明に。ここからサスペンスが始まります。

ステファニーはブログ(Vlog)をやっていて、ママ友に向けて料理を教えています。そこでエミリーがいなくなったと報告。しかしどうもおかしいと思い、エミリーの過去を追っていきます。

いわゆる「ママ奮闘記」的なストーリーにも感じられますが、ステファニーのハイテンションがややサイコパス感があります。

このサイコパス感がミスリードをさせる良い味を出しています。

終盤は展開が早く、たぶん観ている人の想像通りになってハッピーエンドです。

でもよく考えると「ちょっと待てよ」と。

…ステファニーってヤバくね? ステファニーの夫の事故ってさ…。

[ネタバレ] 実はステファニーが怖い

映画の序盤で主人公のステファニーは父が死んで寂しくて義兄と関係を持ったと美人ママに告白します。それで「ブラザー・ファッカー」と呼ばれます。

もう1つ過去の告白シーンがあります。ステファニーがその義兄と恋人のように仲良くしていて、それを見てステファニーの夫がおそらく不倫に気づき、ステファニーに「マイルズは俺の子供か?」と訊く。その後、夫と義兄で車に乗って話すときに事故を起こして二人とも死んでしまいます。

事故の間接的な原因はステファニーですね。運転をしていたのは確かに夫ですが、運転ミスではなくて自ら突っ込んだのかもしれません。

この告白の後、ステファニーは「彼が恋しいわ」と言って、エミリーが「どっちの?」と訊きます。このシーンには笑ってしまいました。確かにどっちの「彼」か分からないですからね。ブラックジョークというか。

最初から「I miss them.」と言えば良かったのですが、エミリーは一人の「彼」を思い浮かべていた。少し間を置いてステファニーは「両方」と答える。そしてエミリーとキスします。

ストーリー中ではステファニーの過去にはクローズアップされないので何も起きませんが、ステファニーは結構酷い。

夫がいない悲壮感がありませんし、警察に「事情聴取は初めて」と嘘をつきますし、エミリーが死んで彼女の夫とすぐに関係を持ち、エミリーの家に引っ越してきますし。(エミリーのクローゼットルームのものが元に戻っているホラーは何だったんだろう?)

あと、最後にステファニーがビデオを撮っている場所は、エミリーの家のキッチンです。

エミリーが死んだと思って引っ越したときにキッチンで撮られたビデオもあるのですが(Amazon Prime Videoでは 1:01:48~)、その時よりも子供のものが増え、以前は無かった「HOME SWEET HOME」と書かれたボードが映っています。

この「HOME SWEET HOME」はステファニーの家のキッチンにあったもので、最初の方でアップロードした動画でいつも映っています。

その後エミリーの夫との関係がどうなったか分かりませんが、ステファニーは自分の家を売却してしまったので、うまくエミリーの家を乗っ取ったのでしょう。

フォロワーが100万人を超えた事を喜んでいますし、全部ステファニーに良い方向に転がっています。新しい恋人もいるらしい。

…もしかして計画通り? YouTuberの鏡のような人物です。

[ネタバレ] 美人ママをよく観ている人はすぐにトリックに気付く

美人ママを「美人だなぁ」とよく見ている私のような人は、たぶんトリックにすぐに気付いてしまいます。

事件の最初の段階で映像にヒントがあるのです。

それは水死体の顔のほくろ。水死体の顔が映った後、家に飾ってある美人ママの人物画が映ります。そこで答え合わせ。実はかなり早い段階で事件の裏側を教えてくれます。

私はほくろの位置が違うなぁと気付いてしまい、となると死体が誰かは分かってしまいます。

[ネタバレ] 美人ママは本当に美人なのか?

美人ママが行方不明になってからステファニーが顔写真を街に張り出すのですが、その顔写真が美人に見えないのです。

ステファニーはオフィスに入って美人ママの顔写真を見つけたときに「写真を嫌がるわけね」と言っています。それを街中に張り出すステファニーの性格の悪さがやや感じられますが…。

たぶんこの顔写真は本人のものではなく、双子(正確には三つ子)の方だろうと思います。

それは良いのですが、その双子役も同じ人が演じています。

わざとブサイクに見えるように写真を撮っていると思いますが、私はこの女優が本当に美人なのか分からなくなってしまいました。

うーん、化粧美人なんでしょうか。

このタイプの顔は囚人役でよく見ます。ということはその囚人役の人たちもうまく化粧をすれば美人ということ?

ラストシーンの「ママ友」には笑った

ラストシーンは「ママ友全員を敵に回したな」というセリフがありますが、「なるほど、確かにママ友か」と笑ってしまいました。

ラストシーンは笑いが詰まっています。「うー、謝らないわ」

主人公役のアナ・ケンドリックはこの役にピッタリですね。ちょっと背の低いところも。本当にこういう人かと感じられる演技です。お見事。

コミカルなサスペンスというジャンルも面白いですね。気楽に観れて良かったです。

Amazon Prime Video

「レビュー」の最近記事

最近の記事

About

Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

Twitterのアカウントはありますがうまく扱えていません。Twitterでご連絡の際はDMだとメールが来て気付けます。