Far Cry 3 を購入してプレイ。Steam で買わなかったので、初めて Uplay でゲームをダウンロードするのを体験。Uplay はセットアップのファイルをダウンロードしてから、ユーザーがインストールするという手順なので Steam と比較すると2度手間。その上、アップデートを自動で行ってくれないので、いちいちアップデーターでバージョンを上げていくのが面倒だった。3度手間。

良い意味で裏切られた

私は Far Cry 2 を楽しめなかったので、Far Cry 3 にはちょっと警戒していた。YouTube などでプレイ動画を見てから購入を決意。プレイ動画の段階で気になっていたのは視界の揺れ。かなり揺れており、プレイ動画を見ている段階で既に酔いそう。検索したところ、視界の揺れを OFF には出来ないけれど、FoV を 110(最大) にすると軽減できるとあり、いざ購入。プレイして揺れを体験したところ、FoV 110 ならほんの少し酔う程度で、何とか大丈夫だった。Tomb Raider より酔わない。

Far Cry 3 は Far Cry 2 の延長だろう予想して実際にプレイしてみたら良い意味で裏切られた。「オープンワールドの FPS」としては今までのゲームと比べてかなり出来が良い。今までオープンワールドと言いながら、進行ルートが定まっていたり、マップが狭かったりするゲームが多かった。Borderlands シリーズ、Dead Island など。しかし Far Cry 3 は私の感覚では初代 Crysis に S.T.A.L.K.E.R. の RPG 要素を足したようなゲームだった。

オープンワールド

マップを表示。マップは「電波塔」マークの場所に行くと、その周辺地域の地図が解明するシステム。Assassin's Creed のシステムに近い。

Crysis のオープンさをさらに広げたオープンワールドで、マップはかなり広い。マップ上で行けない場所は少なく、移動が Crysis 並みに自由。マキシマムパワーが無いので崖には困るけれど。ゲームでは自軍と敵軍が争っており、敵の勢力が強い場所(上の画像の赤みがかった地域) では敵が徘徊していたりして面白い。その地域にプレイヤーが進入いると敵に気付かれると援護を呼ばれるので気付かれずに倒したい。プレイヤー自らの力でこの勢力図を拡大していける。自軍も所々を徘徊しており、たまに敵と戦闘をしていたりする。

「オープンワールド」というとただ広いというゲームもある。FUEL など。プレイして数時間しか経っていないけれど、Far Cry 3 もその傾向はあるように思う。マップが無駄に広い部分がある。ただし、メインクエストだけを追っていけばマップのあちこちに行く必要が無いので「広すぎる」とは思わないのかもしれない。

私は今のところこのオープンワールドを楽しめている。動物を狩って装備アイテムをクラフトしたり、お金を貯めて新しい武器を買ったり、経験値を貯めて新しいスキルを覚えたり。今はゲームを始めたばかりなので出来ることが多く、各要素の透徹点の予測が立たないところを楽しんでいる。

1: 動物を殺し、部位を頂いている様子。動物は生息地がある程度決まっており、マップでどの動物がどこにいるかを確認してから狩りに行く。

2: 集めた部位は素材としてアイテムのクラフトに使う。このクラフトのうまいところは、ゲーム中に使わないようなアイテムを作り出すのでは無く、持てる武器が増える装備品や、持てる弾薬が増える装備などのクラフトができ、自分の強さに直結するような有利なアイテムのクラフトしかないこと。

3: スキルの習得画面。画面では分かりにくいけれどツリーが存在し、いきなり左端のスキルを習得することは出来ない。

4: 武器の購入画面で、買った武器に付けられるアタッチメントを表示している。

戦闘

私がこのゲームを S.T.A.L.K.E.R. みたいだと感じたのは、弾数の制限が強めなこと、敵を倒したらそこからアイテムをはぎ取るところ。あと銃の感じも少しだけ似ている。こういうゲームは弾薬に制限があった方が面白いことが多い。

ただ、ゲームが進むと弾薬の持てる量が増えるので、弾薬の制限はあまり感じることが出来なくなるかもしれない。"Metro 2033" などでも弾薬が大事だから戦闘に緊張感が増し面白かった。Metro の「弾薬が通貨」というシステムは秀逸だった。

Far Cry 3 は弾薬自体は豊富に手に入るけれど、弾薬を「持てる量」に制限があり、大量に消費は出来ないというゲームデザイン。弾薬に気遣った戦闘は面白い。一発一発の "思いが重い"。

このゲームのうまいところは、経験値と密接に絡まった戦闘だと思う。うまく敵を倒せば経験値を多く貰える。経験値を多く貰えるとスキルを早く覚えられる。なので通常の戦闘が無駄にならないし、ヘッドショットで倒したり、サイレントキルをしようと頑張ったりして飽きにくい。敵の拠点を攻める時も、敵に1度も気付かれず全滅させられると経験値を沢山貰える。つまり戦闘が無駄だと感じさせられることが少なくて、飽きにくい作りになっている。

動物を狩るのも戦闘ではあって、それをすることでプレイヤーに利益があるのは明白なので、モチベーションが下がらないところもうまい。戦闘をすればするほどプレイヤーが強くなっていく。だから戦闘に飽きにくい。うまいゲームデザイン。

戦闘はスニーク要素が強い。敵を予めマーキングして攻めるルートを考える。マーキングするには遠くから双眼鏡で覗いたり、敵の近くで照準内に納めたりすれば良い。マーキングすると障害物があっても敵が灰色で表示され、大まかに敵を確認できるようになる。

スニーキングゲームとしてはちょっと難しめだと感じた(難易度は Normal)。敵は決まったルートを動くけれどそのルートが長かったり、ふらふら動いてよく後ろを振り返ったりするので攻めにくい。Far Cry 3 では石を投げられるのでこれをうまく使え、というメッセージだとは思うけれど、意外と石に反応してくれない。石を投げると敵が音のした方向を向くだけで動かなかったり、すぐに元の状態に戻ったりで難しい。

その上、自分の存在に気付かれてしまって敵に追われている時は敵の追跡能力が高い。かなり遠くまで追われるし、敵の視線を切るのが難しい。こちらはサプレッサー付きの銃を使っているのに、銃を撃ったら一直線にこちらの方向に向かってくる。ここは Far Cry 2 とあまり変わらない。ただ Far Cry 2 よりは良い感じに馬鹿になっている。

「ナイフだけで敵を倒せ」というクエストもあり、難しいけれどスニーク要素は結構楽しめている。簡単すぎるよりは良いと思う。

気になるところ

今のところ気になっているのは、クエストとセーブのシステムが良くないところ。クエストは1つしか請け負えず、同時に進行させることが出来ない。Fast Travel は出来るものの、クエストの場所からは離れていることも多いのでちょっと面倒だ。また、クエストを進行させている時に Fast Travel をするとクエストがキャンセルさせられてしまうのは文句を言いたくなった。これはバグなのか仕様なのかちょっと判断はつかないけれど、どちらにせよ良くは無い。

セーブのシステムについては、好きな時にセーブが出来ないのが煩わしい。この為中断したい時には、クエストの進行中は次のチェックポイントに到達するまで我慢しなければならない。ある程度自由なクエスト中はセーブが出来るけれど、ロードをするとクエストの始めからになっていたりする。

ちなみにストーリーはあまり期待できない。もともとストーリーには期待していなかったのであまり気にはならないのだけど、マップ上の隠されたアイテムを拾っていって「ストーリーの謎を解く」というシステムには落胆した。Tomb Raider のように、隠しアイテムを探して拾わないとストーリーを理解できないというデザインにするのはプレイヤーの負担が増えすぎる。開発者の遊びにそこまで付き合えないよ。メインストーリーで勝負して欲しい。

[追記]

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About

Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

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