スマートプラグはアイリスオーヤマの「SMT-PL1」が幅広プラグでなくて楽。横幅も小さくて邪魔しない。念のための電源OFFをタイマーで設定しておくのがおすすめ『SMT-PL1/ePlug 2』レビュー
スマートプラグを購入しました。
1階から2階のベッド周りの電化製品を ON にしています。電気毛布とかタブレットとか。面倒くさがりの人にはとても便利です。
以前、スマートプラグが流行り出した頃 SwitchBot のものを買ったのですが、初期設定の段階でうまく認識されなかったので返品してからスマートプラグを買っていませんでした。
今回は数あるスマートプラグの中からよく選んでアイリスオーヤマの「SMT-PL1」にしました。
「SMT-PL1」はリンクジャパンの「ePlug 2」と同じものですね。アイリスオーヤマがリンクジャパンの製品を OEM で販売しているようです。どちらを買っても同じです。
目次
「SMT-PL1」はプラグのサイズが左右で同じ
アイリスオーヤマの「SMT-PL1」はプラグのサイズが左右で同じなので、日本のどこのコンセント(正しい英語では「アウトレット」)にも差せて楽です。
外国製のスマートプラグはプラグのサイズが違います。「幅広プラグ」「極性プラグ」などと呼ばれています(コンセントはそもそも極性があるので「極性プラグ」という言葉もややおかしい気もしますが)。
ここで SwitchBot のプラグを見てみましょう。こちらは「SwitchBot プラグミニ」の製品画像です。
画像の右側を見るとプラグのサイズが左右で違います。大きい方(「N」の文字がある方)がN極側で 9mm。もう片方は 7mm。
画像左側の差される側(コンセント)のサイズも違いますが、こちらは大きくても小さいプラグが差せるので問題ないです。
日本では壁のコンセントは片方(左)が大きいタイプになっています。なので壁コンセントには幅広プラグを差せますが、通常の電源タップは両方の差し込み口のサイズが同じものが多く、幅広プラグは差せません。
SwitchBot、Meross、TP-Link などのスマートプラグは片方のプラグが大きいです。購入する際はご注意を。
最初、電力使用量のグラフが見られる「SwitchBot プラグミニ」が便利そうで買おうと思っていたのですが、幅広プラグが不便そうでアイリスオーヤマの「SMT-PL1」を買うことにしました。
幅広プラグ(極性プラグ)のスマートプラグを使いたい場合
なお、「SwitchBot プラグミニ」など幅広プラグ(極性プラグ)の製品を壁コンセント以外で使いたい場合、そのタイプのプラグに対応した延長コードを買ってこれにスマートプラグを差す手があります。
極性プラグに対応した延長コード(電源タップ)はAmazonで「電源タップ 極性対応」などと探すと見つかります。
なお私が使っている、机に取り付ける電源タップも極性プラグに対応していました。
幅広プラグ(極性プラグ)のスマートプラグを使う際には、コンセントの差し込み口の形にちょっと頭を悩ませなくてはならないのと、上のようなスマートプラグ用の電源タップを買うのに余計なお金も掛かりますので、私はアイリスオーヤマの「SMT-PL1」を買うことにしました。
「SMT-PL1」はスマートプラグの中でも小さい
現在売れているスマートプラグは横幅が大きいものが多いです。
ですが「SMT-PL1」はかなり小さいサイズでコンセントに差したときに邪魔になりにくくて良いです。
上は「YAZAWA 省エネタップ Y02F110WH」と比べた写真です。
単純な物理スイッチの電源タップとほぼ同じサイズです。
となると「SMT-PL1」の方が機能が豊富で便利です。
側面の物理ボタンが ON/OFF スイッチになっていて便利
「SMT-PL1」は側面にボタンがあるのですが、私はこれをスマートプラグの初期設定用のリセットボタンかと思っていました。
ですが、その機能だけではありませんでした。このボタンを短く押すと通電を ON/OFF できます。
スマートプラグはいつもスマホから ON/OFF しないといけないと思っていたのですが、この物理ボタンで簡単に ON/OFF できます。
スマホが無いときも簡単に OFF にできます。
初期設定のWi-Fi接続ができなかったのはGPSのONとSSIDの非表示が原因だった
「SMT-PL1」の設定・利用は「HomeLink」というアプリを使います。
一番初めの初期設定の時に、Wi-Fi への接続がうまくいきませんでした。
この製品は Wi-Fi 2.4GHz にしか対応していません。5GHz はダメなのは購入時に知っていましたので 2.4GHz で接続しました。
しかしうまくいきません。いくつか試してみてうまくいったので注意点を書いておきます。
設定時に位置情報の読み取りを許可しないとうまくいかないのは表示が出ますが、スマホのGPSを ON にするのを忘れていました。普段 GPS を使わないので OFF にしていました。
HomeLink アプリは設定時に GPS を介して位置を読み取っていて、位置情報の読み取りが許可されているかどうかのチェックではなく、実際に位置が読み込めないと Wi-Fi に接続してくれません。
あと「正確な位置情報を使用」が ON になっていないと Wi-Fi 接続が失敗します。
さらに、接続する 2.4GHz の Wi-Fi の SSID(ネットワーク名)が公開されていないと Wi-Fi への接続が失敗します。
私はセキュリティのためルーターの設定で SSID を非表示(非公開)にしていますが、非公開状態だと接続がうまくいきません。
Wi-Fi 接続の注意点をまとめておきます。
- 2.4GHz しか接続できない
- 位置情報の読み取りを許可する必要がある。さらに「正確な位置情報を使用」も必要
- スマホの GPS が ON になっているかチェック
- Wi-Fi の SSID が公開状態かチェック
なお、SSID の公開は初期設定で必要なだけで、 Wi-Fi の接続がうまくいった後に非公開にしても問題ありません。
位置情報も設定がうまくいった後に OFF にしても問題ありません。
ただし、自宅に入ったとき、出たときなど位置情報を使った自動設定を使いたい場合は、もちろん位置情報を読み取らせないとうまくいきません。
離れた位置の電源を ON/OFF できるのはすごく楽。念のための電源OFFタイマーがおすすめ
スマートプラグを買う前は、離れた位置の電源を ON/OFF する必要はそんなにないと思っていましたが使ってみると便利です。
私は1階から2階のタブレットや電気毛布を ON にしています。
以前はわざわざ1階から2階に移動してスイッチをONにしていましたが、冬は移動するのも寒いので面倒臭がりには最高です。
不満点はスマートプラグだけでは自動設定の条件が時間とGPSくらいしかできないこと、スマートプラグの中ではサイズが小さいのですがもっとサイズが小さくなると良いなぁということぐらいです。
スマホで現在電源が ON になっているか OFF になっているかがチェックできてとても便利です。
普段使っている電化製品を電源 OFF にするを忘れてしまう場合は、毎日 OFF になってもいい時間にタイマーを入れておけば良いでしょう。
例えば電気毛布をOFFにするのを忘れてしまうことがあるとしましょう。
この場合、いつも朝8時までにはベッドから出るなら下のように設定すると便利です。これなら OFF にするのを忘れていなくても、念のためもう一度 OFF にできます。
あとは電熱線の ON/OFF にも良さそうです。ただ、気温を条件にして ON/OFF をしたい場合は、気温を測定できるデバイスを導入する必要があります。
「SMT-PL1」のアプリ「HomeLink」で使える温湿度計のデバイス「eSensor2」が販売されています。
これを利用すれば湿度や温度を条件に自動 ON/OFF を設定できます。
なお、スマートプラグをエアコンやストーブに使っている人もいるようですが、使用電力が大きいものは危険なようで、使ってはいけないと書かれています。
スマートプラグのレビューで本体が溶けたとか書いている人がいますが、そのほとんどが使用電力が大きいものを使っています。
エアコンやストーブを操作したい人はスマートリモコンで操作しましょう。