『Sonic Generations』レビュー - Demo をプレイ
今週末は Sonic 関連のゲームが Steam にてセールらしい。発売されて間もない Sonic Generations も 50% OFF。とりあえず買うか悩む前に Demo を試してみよう。
私はほとんど Sonic シリーズをプレイした事が無い。でも画面のスクロールが素早いアクションゲームだとは知ってはいる。プレイしてみるとこの Sonic Generations でも案の定スクロールが速い。目が追いつかないというか、液晶ディスプレイの表示も追いついていないような。3D になったソニックを横からの視点で操作し、ものすごい速度でステージを駆け巡る。これって全く目が追いつかないのだけど、どうすれば良いのだろうか。動体視力が良い人専用のゲームだったり?
Demo の Act2 を選ぶと Sonic の後方からの視点でステージを駆け巡れる。こちらは随分見易い。Sonic の速度が出ても何とか進む先が見えるため、次にどうするか対策を立てやすい。こちらの視点の方がプレイしやすくて良かった。
でもブーストを掛けるとそれが一変する。ある程度は何があるのかは分かるのだけど、マップの構造まで見られないので何が何だか分からない。
このゲームは不思議なゲームだ。プレイヤーにステージの構造を理解させず、どうやって先に進もうか考える隙を与えない。考えるよりもとりあえず走ろう、というようなゲームだった。「ステージ構造の理解→それを試す」という手順を踏まないので、てきとーに手当たり次第やってみるというプレイになってしまう。「総白痴化」とまでは言わないのだけど、考えないでゲームをプレイするのはあまり楽しくは無い。このゲームのプレイ中に「マリオって楽しいゲームなんだな」と他のゲームの事を考えてしまっていた。
Sonic シリーズは手軽なレースゲームに雰囲気は近いのかもしれない。もしかするとピンボールをイメージしてデザインされているゲームなのかもしれない。爽快感はなかなかあった。特にジャンプ中に突っ込んで敵を連続で倒すのは爽快だった。だけど、あまり濃厚なゲームでは無い気がする。カジュアルゲームという感じ。そもそも定価も安いし、そういうゲームなのだろう。
ただ、ゲームとしては新感覚の部類に入るように思える。マリオのようにどうやって先に進むかを考えながらプレイするというゲームでは無く、自分がピンボールの弾になって、無鉄砲にステージを駆け巡るというゲーム。この類のゲームはあまり見られない。爽快感やスピード感を追求した作品と言える。これも一つのゲームジャンルだろう。私は買わないけど。