長い2章を終え、やっと3章に入り、そのままクリア。このゲームはストーリーはなかなか面白いのだけど、固有名詞が多すぎて訳が分からなくなる。ゲーム内辞書のような形で、登場人物の説明や、クエストの経緯を見られるのは凄く良いと思う。ただ、これの良くないところは絵入りで説明しないところ。The Witcher 2 には Temeria、Aedirn、Nilfgaard、Kaedwen など色々な国が登場するのだけど、その位置関係が良く分からない。これはゲーム内辞書で世界地図を一枚表示してくれるだけで良かったのに。

それに各国の王の名前も忘れてしまう。王族の名前がたくさん登場する。Sorceress もたくさん登場し、Sile と Ciri が区別できなくなったり、Iorveth ルートで良く登場する Philippa も最初は少し考え込まないと顔が思い出せなかった。The Witcher 2 はゲームを少しずつ進めているとストーリーを忘れてしまいそうだ。私は比較的集中的にプレイしたのだけど、プレイ途中で Rage というゲームに浮気したので、The Witcher 2 に戻ってきた時には操作方法も覚束なかった。とにかく、ゲーム内辞書はストーリーなどの細かい部分は結構良く書かれているのだけど、大きい視点からの説明が無いので理解が追いつかない部分があった。Sorceress は何人登場したと説明してくれたり、各国の王の名前の一覧などがあると助かったのだけど。

そして、ストーリーの最後は少し複雑。王殺しの Letho の立ち位置の理解に少し時間がいる。最後に Letho が長々と説明してくれる。ネタバレをしつつ少し突っ込むと、Witcher の School が欲しいから王殺しをするというのはあまり理解できない。王殺しの命令がある程度強制力を伴っていたのかもしれないのだけど、犯行は結構計画的なので猟奇的に見えてしまう。実際、猟奇的な面もあったのだろう。

私が The Witcher 2 でとったルートは、Iorveth に協力し、Saskia を助け、Sile を生かし、Letho を生かすというもの。実はあまり自分で判断していない。ストーリー上の流れで判断した。ただ、Letho だけはしっかりと判断した。Letho はたくさんの情報を持っているのと、過去に出会っている仲間なので、何というか親近感が湧いてしまった。生かしておいた方が良いと判断した。私は Letho の王殺しに対して、「このやろう」と義憤にはほとんど燃えなかったのでその点でも Letho を生かす方に傾いていた。心残りは Prince Stennis を殺したかったこと。

まとめ

The Witcher 2 はストーリーの元が小説だからか、ストーリーの根元はしっかりしていたように思う。ただ説明は少し不足している。矢継ぎ早に登場する人物名、土地名には困ってしまった。原作が小説というのは良いのだけど、その小説が長編だとどうしても説明不足が起こる。そうなると日本では「原作厨」が登場するのだけど、この The Witcher 2 に関してはそういう人達にストーリーを細かく書いて貰いたいと切に思う。特に私は The Witcher 2 からのプレイヤーなので前作のストーリーには興味がある。ゲームはプレイしたくないのだけど。

ゲーム自体もなかなか楽しかった。タイミングが重要なアクションゲームという感じだった。前半は厳しい戦闘が多かったのだけど、後半は Quen という防御魔法(正確には魔法でなくて Sign) をとりあえず使っておいて、後は左クリック連打で困ることは無かった。ボス戦はそれに少し回避を入れるだけ。前半は体力が低いのと装備が弱いこと、さらに Sign が弱いので戦闘は厳しく面白かった。後半は楽になってしまったという点で、戦闘のバランスは少し悪いか。

あとは重量制限が煩わしかったこと、ポーションなどの効き目が短く、戦闘が始まる前の会話中にその効果が切れてしまうことなども目に付いた。これらは Mod で改善させた。Mod 対応のゲームはこういうところが楽で良いね。

全体的には Metacritic での高得点が良く分かるゲームだった。ただ、ストーリーに対して少し感じた事は、The Witcher 2 のストーリーは実は重要では無いのでは無いかという事。ゲーム中で少しずつ明かされる The Wild Hunt が一番重要かもしれない。なぜなら、これは前作の The Witcher 1 よりも前の話で、どうして Geralt が記憶喪失なのかという主人公の根底に関わってくる部分だから。The Witcher 3 では The Wild Hunt を追うことが目的となるだろうし。

ストーリー理解の補助

ストーリーの理解に苦しんでいる人にお勧めのページを紹介しておきたい。まずは、The Witcher 2 の日本語の Wiki サイトのこのページ。他には Wikipedia の The Witcher 2 の Plot の項目もかなり良い。他にも英語の Wiki の Storyline (The Witcher 2 storyline) もあるのだけど、ここは大まかにしか書かれていないのであまり参考にはならないだろう。でも、ゲーム中のクエストなどの攻略情報に関してはここが一番良い。

「レビュー」の最新記事

最新記事

About

Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

Twitterのアカウントはありますがうまく扱えていません。Twitterでご連絡の際はDMだとメールが来て気付けます。