最近は海外のPCゲームに飽きてしまって全然プレイする気になれず、日本のオンラインゲームを少しチェックしていました。

そんなところに現れたのが、SEGA のオンラインゲーム「CLOSERS」。18日からオープンベータが始まりました。公式サイトの出来が良く、どんなゲームか分からないまま事前登録だけをしておいたのですが、プレイしてみたらものすごく好印象です。

とりあえずジャンルを言っておくと、このゲームは3Dのベルトスクロール型アクションゲームです。どのゲームを例に出したら良いのか分かりませんが、一応このタイプのゲームは Golden Axe や Final Fight という古いゲームが有名なのでこのゲーム名を出しておきます。私は近年の家庭用ゲーム機のゲームを知らないので良い例えができません。少し古いかもしれませんが、Castle Crashers がこのタイプです。

現在5人のキャラクターを選べます。最後のキャラクターは選べますが、プレイはできません。5人とも攻撃の仕方が違います。

とりあえずプレイ画面を。

3D なのでフィールドを自由に動き回れるように見えますが、動ける奥行きは決まっており、この奥行きで横にスクロールしていきます。敵を殲滅したら次のエリアに進めます。基本的には攻撃ボタンの連打、たまにスキルを使っていれば問題ありません。

ミッションはクリア時のランクによって貰えるアイテムなどが変わります。

このゲームは1ミッションが数分で終わってものすごく手軽にプレイでき、このジャンル特有の爽快感もあるし、登場人物もかわいらしく、日本のオンラインゲームにやっと良さそうなゲームが登場したように思います。

これまでオンラインゲームというと日本では主に MMO RPG が主流で、このタイプのオンラインゲームは PC ではあまり見かけませんでした。私が知らないだけかもしれませんが、このゲームの質を持つオンラインのアクションゲームは知りません。

PSO 2 よりも良いかも

私は Phantasy Star Online 2 はまあまあよくできたオンラインの TPS ゲームだと思いますが、かつての PSO 1/Blue Burst に比べるとアイテムドロップにレベル制限がかかりすぎていたり、繰り返し同じことをしなければならなかったり、ストーリーが全然進まなかったり、FPS モードでは視野角が狭すぎたりと、いろいろ不満がありました。

結局のところ、大抵のオンラインゲームは作業感が漂い、爽快感が無いのです。しかし「CLOSERS」は今のところアクションゲームとして楽しめています。これならお金を払っても良いかな、という出来です。

私はドラクエXにはお金を払えません。作業感が強くゲームとして楽しめません。PSO2 も無理です。CLOSERS は「これが無料でプレイできるのは申し訳ないな、お金を払ってあげよう」という前向きな感情を持ち、寄付に近い感情です。

多少失礼な物言いとなりますが、「お金を払っても良いかな」と私に感じさせるとはなかなかのゲームです。世間であふれている「ガチャ」タイプの課金システムでなければ嬉しいです。そういうあこぎな課金システムで無く、もう少し良心的なものならお金を払っても良いです。

私は本当はゲームの代金を一回払えばもうお金が掛からない方式が好きで、次点に月額料金タイプが好きです。Diablo III がゲーム代金のみで後はお金が掛からないという珍しいゲームですね。オンラインゲームをプレイしていると、「このゲームがオフラインゲームだったら良いのに」と感じることが多々あります。「艦隊これくしょん」は、オフラインゲームならもっと快適で楽しいゲームでしょう。そのオフラインゲーム状態に近いのが、ゲーム代金のみ、次点が月額料金タイプなのです。

まだ1~2時間ほどしかプレイしていないので今後作業感が出てくるのかもしれませんが、PSO2 を初めて触ったときよりも好印象を持ちました。

拠点のマップは小さいです。ミッションによって拠点を移してしていくタイプのゲームです。MMO ではなく MO に近い形です。広大なマップを歩く必要がなくて助かります。誰それさんに話しかけるために10分ほど走らされる MMO RPG は見習ってください。

周りのプレイヤーは一色で表示されていますが、ゲームが重くならないようにするための手法です。しばらく近くにいるとロードされます。

会話が自然

オンラインゲームには珍しく、会話シーンの会話が成立しています。PSO2 は NPC が一方的にしゃべっているだけで会話が無意味でつまらなかったのですが、このゲームでは会話が「普通」のレベルです。ギャルゲー並み、といったところ。主人公がしゃべるので流れが自然です。

選んだキャラクターで会話が少し変わると思いますが、私は上の画像の左下のキャラクターを選んだところ、この陽気なキャラクターの会話文は自然で、良い意味でものすごく意外でした。通常オンラインゲームの会話なんて、クエスト内容を一方的に伝え、プレイヤーがそれに従うだけの会話が多いです。

ほとんどのPCオンラインゲームではその程度の読む意味の無い文章なのですが、このゲームはギャルゲー並みの掛け合いがあって、もしかするとストーリーにも期待できてしまうかもしれないと感じられる雰囲気があります。雰囲気だけかもしれませんが、会話は読んでいて楽しいです。

私からするとこの普通レベルの会話の文章を持つオンラインゲームが無いのが不思議だったのですが、やっと現れてくれました。

ゲームからスタイリッシュさを感じる

作ったキャラクターの選択画面。私はここにペルソナ3/4 っぽさを感じて好きです。あと PSP の 7th Dragon っぽさも感じます。このタイプのモデリングは PS Vita などの家庭用ゲーム機のゲームには既に溢れているのかもしれませんが、PCゲームとしてはかなり珍しいでしょう。

ちなみにキャラクターは5人作れます。正式サービスが始まった後は、お金を払うともっと作れると思われます。

動画の撮影ができる

結構驚きなのですが、プレイ中に Scroll Lock キーを押すと MPEG-2 でゲームプレイ映像を録画できるようです。すごいですね。

残念なところ

名前の重複ができない

不満点はいくつかあるのですが、まずは名前の付け方から。ゲームでは「CLOSERS NAME」と「キャラクターネーム」という二つの名前入力があります。「CLOSERS NAME」はユニークで、重複できないようです。これは構いません。ユーザーのデータを管理する際に、何かユニークなものを設けなくてはなりませんから。本当は内部だけにある ID でも良いのですけどね。

しかし、「キャラクターネーム」が重複できないのはいただけません。マニュアルには「キャラクターネーム」は重複できないとは書かれていないのですが、現時点では重複できません。

つまりキャラクターの名前を付けるのにかなり苦労します。ありがちな名前は既に誰かに使われていて、キャラクターの名前を付けるのに一苦労です。キャラクターネームは重複できるようにして欲しいところです。重複できないのはバグなら良いのですが…。

オンラインゲームでよく見かける、「アリス」とか、何かのアニメとかのキャラクター名とかはもう誰かに使われているでしょう。そうするとよく見かけるのは「x」や「o」で名前を囲む手法。「xxアリスxx」などなど。こんな名前の付け方をしなければならないのは馬鹿げています。名前ぐらい好きに付けさせてください。

装備画面が煩雑

次に、装備画面です。ちょっと煩雑です。

もう少し UI にこだわった方が良いです。装備できる部位が多すぎるし、アイテムの性能のポップアップウィンドウは MMO RPG の悪い部分を見事に受け継いでいます。ごちゃごちゃしているのでもう少し見やすいデザインにしてもらいたいところです。

コントローラーだけではプレイできない

このゲームは主にキーボードでプレイするように作られているのですが、アローキーで移動して、Zキーで攻撃するのはちょっと味気ないです。そこでコントローラーを使うとゲームをもっと楽しめます。私が現在使っているコントローラーは F710r です。


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戦闘はコントローラーで操作できるのですが、何かの情報ウィンドウ、たとえば装備ウィンドウやインベントリーを開いてあれこれ弄るとなるとキーボードとマウスを使わなければなりません。戦闘以外はキーボードとマウスが欠かせなくなっています。

コントローラーとキーボード+マウスを行ったり来たりするのは結構ストレスなので、全部コントローラーでプレイできるようになると快適になりそうです。

ちょっと操作性が悪い

攻撃中に反対方向を向こうとして方向キーを入力しても、向きが変わりません。攻撃を止めなければ向きが変わらないようです。これは簡単に修正できそうなので、修正をお願いしたいところです。

あと拠点マップでは常にダッシュで良いのではないでしょうか。NPC に話しかけようとして立ち止まることが多いので、移動し始めに毎回方向キーを二度入れる操作がストレスです。

今までに無いタイプのオンラインゲーム

これまで MapleStory などのスクロールアクションでのオンラインゲームはあったと思いますが、そのようなプレイがだらだらと続くゲームとは違い、CLOSERS は1つのミッションが短く数分で終わり、操作も簡単で爽快感もあり、キャラクターも可愛らしいし、かなり好印象です。気軽にプレイでき、満足感があります。

TPS などに多い、頭の上からの視点でのアクションでなかったのも良かったです。この手のアクションゲームをプレイしたことがある人は分かると思いますが、横からの視点の方がゲームとしては見やすく分かりやすいです。頭の上からの視点のゲームだとどうしても全方位に動く必要があるのですが、横スクロール画面なら自分の後ろの敵も見えています。手軽にプレイするゲームとしてはこちらの方がストレスが少ないでしょう。

PSO2 もアクションゲームではありますが、私は PSO2 はだらだらとしたゲームという印象が強いです。作業感をすぐさま感じてしまいます。Borderlands に近いものを感じます。しかし CLOSERS はメリハリがあって良いです。会話を読んでいて楽しいのもゲームの印象に大きく影響していて、PSO2 は会話が本当に意味不明でため息が出ます。ストーリーもあってないようなもの。「CLOSERS」とは雲泥の差です。

ソロでプレイできそうなところも良いですね。昨今のオンラインゲームは見知らぬ誰かとパーティを組まそうとして、非常に面倒です。システム的にパーティを組んでいた方が得するようになっていたりして。さくっとプレイするときにはパーティプレイを強制されない方が楽です。

攻撃に使えるスキルが増えていくのか分かりませんが、スキルがいろいろとあると戦い方の好みによってスキルをセットできて長く楽しめそうです。CLOSERS はPCのオンラインゲームにしてはよく出来ていると思います。

オープンベータのゲームデータは正式サービスが始まっても引き継がれるようなので、ちょこちょこプレイしてみようと思います。

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About

Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

Twitterのアカウントはありますがうまく扱えていません。Twitterでご連絡の際はDMだとメールが来て気付けます。