前から気になっていた「The Long Dark」をプレイ。現在 Steam で Early Access として販売を行っており、私がプレイしたときは開発段階はアルファで Ver 244 でした。

どんなゲーム?

このゲームは簡単に言ってしまえば雪山でのサバイバルゲーム。アイテムを拾いつつ何とか生き延びようというものです。生き延びてどうするのかという目的はありません。Don't Starve と似ているというレビューもありましたが、私がプレイしたところ随分趣が違います。

確かに Don't Starve と言葉の上では似ているシステムだとは思いますが、The Long Dark はリアル系です。FPS で言うなれば Call of Duty と Arma の違いという感じです。Don't Starve の方がサバイバル生活を楽しむことを目的としたゲームで、The Long Dark はリアルさを目指したようなゲーム。

ゲームの開始位置は雪山のどこか。つまりランダムのようです。そしてマップに落ちているアイテムもある程度ランダム。ただしマップの形は固定です。その中でアイテムが色々に配置されているというシステムです。将来的に変わるかもしれませんが。

上の画像を見て貰うとシステムの全体が分かり易いです。ゲーム中は右下のステータス、「Fatigue」「Cold」「Hunger」「Thirst」を低く保ちます。そうすると「Condition」が減りません。Condition が0になると死んでしまいます。それさえ避ければ OK です。

このゲームは、疲れ、体温、空腹、のどの渇きを管理するゲームです。その為にマップを移動して必要なアイテムを集めます。

初めてゲームをプレイしたときは何をしたら良いのか分からないのですぐに死んでしまいました。どうすれば良いのか考えながらプレイすると徐々に長生きできるようになるでしょう。このゲームはこの過程、つまり徐々にどうしたら良いのかが分かるところが面白いです

ここは Don't Starve と似ています。何をしたらどうなるのか分からないので、プレイヤーが手探りでゲームシステムを判明させていくような感じです。ゲームの楽しみを妨げないように、ここではゲームシステムを深く説明しないようにしておきます。

雪山のサバイバルと言っても、人の手が入った雪山で、所々にログハウスがあります。これを見つけるのが最初の目的になるでしょう。体温が下がってそろそろ危ないという時にログハウスを見つけるとものすごくほっとします。

ゲーム中は生きている人間とは出会いませんでした。全員凍ったりして死んでいます。彼らの家や遺体からアイテムを頂戴します。

雪山にいる野生の動物はプレイヤーを攻撃してきます。

奥に黒い点が見えるでしょうか? この段階ではもう気付いていなければなりません。野生のオオカミです。声を上げてから突っ込んで来てくれるので助かります。

野生動物が結構厄介で、このゲームでは特に序盤はほとんど攻撃手段がないため基本的には逃げることになりますが、走って逃げる他には逃げる手段も1つしかありません。結局のところ、見つかったらほとんど逃げられません。ここは改善の余地ありだと思います。

ダメージを受けたり、落下で負傷してしまったりしたときには治療を行います。治療アイテムを持ち歩いていなければなりません。上の画面で必要な治療薬を選択するだけで OK です。治療薬は何種類かあり、意外と細かいです。

ゲームが浅いように思える

私は1回目のプレイではのどの渇きにどう対処して良いか分からずに Conditoin が0になって死に、2回目のプレイはオオカミに食べられました。3度目のプレイではもう死にませんでした。

3度目のプレイ。左下に生き延びた期間が表示されています。死にそうもないのでゲームを終えました。

このゲームは大きく言えば、Condition を保つ方法が分かり、野生動物から身を守る方法をある程度知ると、ほぼ死ななくなってしまいます。そうしたらやることがなくなってしまいました。ゲームが意外にも浅かったです。

その状況になると、食料もたくさんあるので寝て過ごせば生き延びた期間を延ばせてしまいますし、良い家を見つけているのでそこに長く非難していれば安全です。やることがありません。食料は尽きてしまうのでいつかは外に出なければなりませんが、こうなると野生動物をハントするゲームか、食料を集め回るゲームになってしまいます。

Don't Starve でもこの状況にはなりますが、Don't Starve では私は料理をしたり作物を育てるのを楽しめました。動物を狩って肉を料理するのも好きでした。The Long Dark もサバイバルではありますが、食料は基本的にはサバイバルではなく、多くは缶詰などの保存食に頼ります。

The Long Dark のサバイバルには人の手が入りすぎています。極寒の雪山ではありますが、ログハウスで暖炉に焚き火をし、そこで服を縫ったり、料理をしたり…。食料は周りの家から保存食を集め回る…。これはサバイバルなのでしょうか。

道路と電線が…。近くには動かない車も。

Don't Starve の方が面白い

The Long Dark は3回目のプレイまでは何をすれば良いのか探れて面白かったのですが、十分な食料を集めてからは「もうこのあたりで終了でいいか」と思ってしまいました。もうやることがありません。Don't Starve のように「次はあれをやってみよう」という目標も思い浮かびません。

このゲームは基本的には雪山を移動するだけなのでアクション性が足りません。野生動物をこちらから狩りに行きたいのですが、あまり方法がありません。銃弾は貴重なのであまり使えませんし、ナイフでグサッとやる方法はありません。現状ではプレイヤーはジャンプすら出来ません。

せっかく一人称視点なのでもう少し動いてアクションが出来ると面白かったと思います。このゲームは現在アルファ段階なので今後のアップデートに淡い期待は出来ますが、現状ではあまり深いゲームではないように思えます。

Don't Starve の方が奥が深いです。それにゲームシステムが理解しやすく、見下ろし型視点なのでプレイしやすいです。The Long Dark は一人称視点なのに出来ないことが多く、ストレスが溜まります。一人称視点のゲームはプレイヤーが自分を投影させてプレイする形なので、現実世界で簡単にできることができないと不満になりやすいです。

ジャンプすら出来ないのはちょっと…。小さな段差で通行止めです。重い荷物を持ちながら、足場の悪い雪山でジャンプするのが無理ならば、もう少し段差に対しての移動を優しくして貰いたいところです。

今後に期待?

現在プレイできるのはサンドボックスモードだけで、今後はストーリーモードを追加するようです。劇的にゲームが変わるとは思えませんが、MOD などで the Hunter のようなゲームになると面白いかもしれません。

つまりもっと銃などを撃ちやすくして、もっとアクティブに野生動物を狩って生き延びるゲームになると面白そうです。野生動物を狩って調理する楽しさが入るともっとサバイバルなゲームになりそうです。

マップが固定なのでログハウスがある位置を覚えてしまうと簡単になってしまうところも変えて貰えると有り難いです。現状では食料(保存食)を集めるために移動するだけのゲームというか…。雰囲気は S.T.A.L.K.E.R. に近くて良かったのですが、期待していたほどのゲームではありませんでした。

ライティングが少しおかしい気がしますが、なかなか美しい情景。

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Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

Twitterのアカウントはありますがうまく扱えていません。Twitterでご連絡の際はDMだとメールが来て気付けます。