Legend of Grimrock 2 をクリア。全部の Secret(77/77)を集めました。前作と比較しながら感想を書いてみます。

地上も冒険する

今作も「ダンジョンクローラー」ではありますが、前作のようにただダンジョンを潜っていくのではなく、地上も移動します。地上とダンジョンはそのエリアが半々という感じ。ゲームは最初は海岸から始まり、ダンジョンばかり移動していた前作を思い出すとかなり開放感があります。

マップのバリエーションは飽きられないように、それぞれのエリアに特色があるように分かれています。地上マップのバリエーションの方がダンジョンのものよりも考えられており、むしろダンジョンの方が単調かもしれません。

ボリュームが2倍ほどになった

前作と比べ、ボリュームは2倍くらいだと感じました。マップはかなり広いです。マップのどちらの方向に冒険を進めるかはある程度自由になっています。

序盤のことなので少しネタバレしてしまっても良いと思いますが、4つの要素のオーブを集めるのです。このオーブのどれを集めに行くかを東西南北の方向で選択できます。敵の強さは補正されるようで、敵が弱すぎるということは起こりませんでした。

種族は5種類、クラスは8種類。1度に冒険では4人しか連れて行けないため、全ての種族とクラスを一度では試せません。クラスの中では「Farmer」が気になります。農民…。食べ物を食べると経験値を得られるようです。

Farmer を選んでみたかったのですが、最初のプレイではこのクラスで頑張れるのか分からず断念。Novice のような扱いなのでしょう。

装備アイテムも前作より多様になっています。セットアイテムも数種類ありますし。

ゲームは難しくなった

難しくなったのは戦闘とパズル。戦闘は敵の反応が良すぎます。敵の横に回り込んで…、とやりたいのですが、たいていの場合、プレイヤーが移動した時点で敵から攻撃されます。反応が遅い敵もいますが、ほとんどの敵は反応が早く、戦闘はあまり楽しくありませんでした。

前作のように敵の横に回り込んで攻撃、素早く逃げて…、という戦闘ではなく、敵が自分の前に移動するのを待って先手を取るパターンになってしまいました。消極的な戦闘方法を取らざるを得ません。

パズルについては、パズル自体が難しくなったのではなく、ヒントが難しくなりました。ヒントの位置が遠いのです。目の前の扉を開けるヒントが近くにない、ということがままあります。その為、まだヒントを貰っていないこともあるし、かなり前にヒントを貰っていることもあります。

意味が分からないヒントがあったら、マップにメモをしておくのが重要です。しかし私はそこまで丁寧にプレイできませんでした。分からない時は Steam のフォーラムで検索すると大抵見つかるはずです。

今作はダメージを負うと体の部位が負傷します。足を負傷すると移動が遅くなったり、他の部位では体力が回復しなくなったりなどします。

ストーリーがない & 冒険に緊張感がない

ストーリーはありませんでした。オープニングでは船が難破し、囚人が島に辿り着いたらしい、という始まりですが、それだけです。前作はこのダンジョンとは何なのかという疑問を持ちながらプレイしていたので冒険に緊張感がありました。今作ではそれがありません。

また、今作は食料が多すぎます。食料が尽きてしまうのではないかという不安がありません。たらふく食べられます。川で魚も捕まえられますし。ここからも緊張感が薄れています。

今作は戦闘とパズルだけです。何やら「マスター」がちらほら現れますが、ストーリーというよりは単なる謎です。囚人たちと島という視点からのストーリーはなく、冒険する目的がありません。どうして私たちは四大要素のオーブなんか集めているのだろう…?

一応書いておくと、True エンドではちょこっとそのあたりが描かれてはいます。しかし、それだけでは…。

UI がちょっと扱いづらい

パーティの体力などを表示するインターフェースはちょっと見辛く、扱いづらいです。

魔法を使う際に小さな文字をクリック・ドラッグしなくてはならないのは前作と同様に大変で時間がかかります。また、上のようにインベントリーを表示していると敵がウィンドウの下に隠れてしまいます。

もう少し良い表示方法はないものでしょうか。タッチディスプレイに対応させているからこういうインターフェースになっているのかもしれませんが、忙しい場面では特に問題となります。

全体的には

私はセール時に買ったので値段とゲーム内容を考えると満足できました。ゲームプレイは前作とかなり似ていますので、前作程度の品質は保たれています。

私としては、シリーズ2作目の今作では前作からの大きな改善点は見られませんでした。マップが広大になったりして全体的に多様性が出たのは分かりますが、緊張感が薄れたのは大きなマイナスです。

前作をプレイしたのは数年前なので、記憶が多少美化されているかもしれませんが、前作の方が面白かったかもしれません。前作はダンジョンには何があるのか、果たして抜け出せるのかという大きな謎があったのでストーリーに一貫性があり、暗い空間を移動する不安感もあり、没入感がありました。

今で言うところの「脱出もの」という雰囲気が前作にはあったのです。今作は冒険なんかしないでそのまま暮らせば良いじゃないかと思ってしまうほど平和です。船を作って海を渡っても良いかもしれません。

今作はダンジョンクローラー型のゲームが好きな人は楽しめると思います。ストーリーは気にせず、戦闘とパズルを楽しめる人にはボリュームもありますし良ゲーでしょう。私はこういうタイプのゲームは好きなので楽しめました。

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Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

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