以前から気になっていた Child of Light をプレイ。

どんなゲームなの?

ストーリーは突然おとぎ話の中に入ってしまったような感じと捉えれば十分。

1: タイムラインのチュートリアル。
2: ホタルを敵に重ねている場面。

戦闘は画面の下にライムラインが表示され、キャラクターの顔がキャストの左端に入るとコマンドを選択できる。選んだコマンド毎に動作の速さがあり、キャラクターの顔がタイムラインの一番右に達するとコマンドが実行される。

基本的には単純なシステムなのだけど、ここに面白い要素が足されている。敵のキャスト中にこちらが攻撃すると敵のコマンドがキャンセルされ、敵がウェイト中腹まで戻される。これは敵が自分のキャスト中に攻撃してきてもそうなるため、こうやってキャスト部分で駆け引きになりなかなか面白い。うまくいけば敵に一度も攻撃されることなく倒せる。

また、「ホタル」と呼ばれる、上の画像では小さいスライムのような青い虫を右スティックで弄って、敵の上に置いて光らせると敵の速度を遅くさせることが出来る。これを用いて自分たちが有利になるようにタイムラインを操る。

敵が既にキャストに入っている時に、遅れて自キャラクターのコマンド入力ターンがやってきたとき、相手のコマンド発動より早い攻撃をして敵のコマンドをキャンセルするか、間に合わないなら防御する。防御はキャストタイムがなく、瞬時に行動に移れる。

戦闘は多くの場合、プレイヤーのキャラクターが2人、敵が3体。味方は二人までしか戦闘に出せない。他の味方との交代はできる。

この駆け引きがこのゲームの戦闘のメイン。あとは属性が一応あるけれど、このデザインが前面に押し出されてはいない。でも属性を付く攻撃の方が有利。

オキュライの合成画面。

装備の変更は無いけれど、自分の装備に「オキュライ」といういわゆるジェムを付けるシステムがある。ここで攻撃時の属性を変えたり、攻撃力を上げたり、防御力を上げたり、タイムラインの速度を上げたりする。オキュライはオキュライ同士で合成でき、オキュライ自体を徐々に良いものにしていける。

オキュライのシステムは特に深みは無く、簡単な戦闘補助システム。Diablo III とか Torchlight のジェムをイメージして貰えれば良い。ただあちらの方が種類が多い。

スキルはスキルツリーで順番に取得していく。各キャラクターにスキルツリーが3ルートくらいしか無く、好みによってテキトーに取得していくだけ。1レベル上がると1ポイント貰える。レベルは簡単に上がっていく。

マップの移動では簡単なパズル要素がある。

重りをスイッチの上に置くという、よくあるパズル。

パズル要素は全体的に簡単だった。迷うことはないはず。

あとはプレイ動画を見て、どんな感じかを掴んで欲しい。

所感

良くも悪くも、出来の良いカジュアルゲームという印象を受けた。戦闘システムは手軽で分かりやすいけれど、ゲームの終わりまでずっとキャストの駆け引きの要素だけしかない。キャラクターが強くなり、できることが多くなって戦闘の複雑さが増していくというようなことは無い。カジュアルゲームによくあるパターン。

敵の弱点属性を突くという要素も一応あるものの、オキュライ装着による属性攻撃は準備を戦闘前に行わなければならず、移動中に見える敵のシンボルによってオキュライを付け替えるという面倒な作業をしたい人はいないだろう。結局、一人だけいる魔法使いキャラクターに属性攻撃の役を任せることになる。彼は3つの属性攻撃を行えるため味方の中では抜きん出て強く、最後まで使った。

他のキャラクターは存在感が無い。この魔法使いと、回復役の味方の二人だけいれば十分。8人くらい味方がいるけれど、他の味方はほとんど使わなかった。何のためにこんなに味方が多いのかよく分からない。

ゲーム全体における「ホタル」の使いどころは面白いと思う。移動中はアイテムを拾ったり、暗い場所を光らせたり、戦闘中は敵の速度を遅くしたり、回復に使ったりできる。このデザインは良いと思うけれど、「ホタル」を右スティックで動かすという動作が、ゲーム終わりまで私には慣れることが出来なかった。PC ゲームでコントローラーを握ったのは久しぶりだし、私には右スティックでの細やかな移動がなかなかできず苦労した。

このゲームのレビューでは「絵が綺麗、音楽が素晴らしい」というコメントをよく見かけるけれど、私はどちらも普通だと感じた。絵は手書き風ではあるけれど、プレイ中は綺麗だなとはあまり感じなかった。ただ、ムービーシーンの絵は緻密で綺麗だった。音楽は比較的静かでピアノメイン。うるさい BGM のゲームが多い中、比較的静かなのは評価できる。

ストーリーは特筆すべきことが本当に無い。子供向けに近い。ただ言葉の表現はちょっと難しいと思う。

ホタル「食べもの? そんなことよりぼく、困ってるんだよ。オーロラって聞いたことない?」
オーロラ「そういう名前の子なら、あなたの目の前にいるわ。」
ホタル「ぼくの前には君しかいないよ… 不思議な子だなあ。」

この会話は高度で、少し戸惑う。日本でよくある会話のパターンとは少し違っていて、瞬時には意味を理解できなかった。このゲームは元が英語なので、独特なものや、日本語訳が堅い場面が多々ある。そのため、子供向けといっても、中学生向けあたりだろうか。

でも定価 $15 で安いし、この値段では十分満足できるゲーム内容だった。ゲームのどの要素を取ってみても、ある程度良く出来ている。不満を強く感じる部分は無かった。

不満を強いて言えば Uplay のことだったりする。プレイしたのは Steam 版の Child of Light なので、この上に Uplay の DRM があり、二重 DRM でちょっと不便。でも Uplay のリワードは良かった。このことは下に書いた。

クリアまでのプレイ時間はだいたい10時間。ゆっくりプレイしてこの時間。これを短いと思う人もいると思うけれど、戦闘に複雑さが足されていかないので、このくらいが良い引き際だと思う。これ以上長いと同じことの繰り返しだと感じてしまう。

DLC は買うべき?

DLC を買った方が良いのか悩んだけれど、ゲームが気に入ったら買おうと決め、とりあえずゲームを開始した。結果、DLC は買わなくて問題ない。ゴーレムが仲間に出来るという DLC は、もし仲間がもう一人欲しいなら買えばいい。でも他のアイテムを増やすものなどはゲーム中では必要ない。ゲームはそんなにシビアなものでは無いし、たくさんアイテムを拾える。それに、実は Uplay のリワードでアイテムを貰える。

Uplay はゲーム内実績を達成するとポイントをくれる。このポイントを使ってリワードを解除すると、ゲーム内アイテムなどを貰える。

上の画像では「密かな告白」というリワードを貰っている。これはアイテムでは無く、地図上に「手記」の取得数を表示するというもの。便利なので是非解除しておくと良い。

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About

Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

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