少し話題のような気がする Strike Suit Zero をプレイ。宇宙での 3D シューティングゲーム。

数時間プレイした後で気付いたけれどこれはシングルプレイ専用のゲームだった。プレイ中はマルチプレイはラグなどで大変そうだと考えていたけど、そのマルチプレイが無い。最近のゲームではシングルプレイ専用でこのようなジャンルのゲームはちょっと珍しい。

プレイ開始してまずは予想通り操作が難しく、慣れるのに時間が掛かる。私は大抵 WASD のキーで移動するゲームをしているので、ついそのキーを押してしまう。でもこのゲームでは W は加速で、AD は機体を傾けるロール。どうやって目指す方向に曲がるかというと、照準の位置で方向を示す。WASD で体を移動させながら頭をマウスの動きで表現するゲームとかなり違い、つい曲がろうとして A や D キーを押してしまう。その結果画面がぐるぐる回り、自分がどこに向かっているのか分からなくなる。

敵の戦闘機の後ろに付き、一方的に攻撃できること自体が珍しく、私はほとんどの場合敵の旋回に翻弄されていた。敵の戦闘機はうまく旋回するので追尾するのが難しい。こちらの戦闘機をぐるりと一周するように旋回して逃げていく。敵ながらうまい。

プレイしていると私が水戸黄門になったような気分だ。敵を照準に入れようと頑張って追いかけている時に敵から攻撃を食らっても良いはず、というか、それが当然だと思うのだけど、敵からの攻撃はなかなか来ない。難易度は Medium だけど、自分がやられることがほぼ無い。まあ序盤だからだろうか。

戦闘はロックオンできるミサイルがあるので何とかなるけれど、それに頼るよりも通常弾での戦闘の方が面白い。上の画像のように、ターゲティングしてある敵の進行方向の先に白い二重丸(◎) がある。敵の戦闘機では無く、この二重丸めがけて弾を撃つと敵に当たる。敵を追尾しながら、照準で二重丸も追尾する。なかなか忙しいゲームだけれど、敵を爆破できると爽快感がある。

一応ストーリーがあるようで、全13ミッションに分かれている。敵の戦闘機を打ち落とすのは面白いのだけど、あまり動かない戦艦を攻撃するのはつまらないし、敵のミサイルの除去やタンクの破壊をさせられるのもつまらなかった。お使いミッションが多い。ずっとこんな事が続くのだろうか、そろそろ止めようかなと考えてきたとき、第3ミッションで、ついに変形できるようになる。

人型ロボットへ変形でき、マクロスのようなイメージ。複数対称へのロックオン、そしてミサイル発射も出来るようになる。今までは横へは動けなかったけれど、変形した後は横へドッジが出来るようになる。複数対称へのロックオンミサイルはロマンあふれる。頭の中のイメージ通り。ただ変形しても近接戦闘は出来ないし、変形にはエネルギー制限があるし、ロックオンできるミサイルには弾数制限があるので、戦闘がずっと一方的な展開になってしまうという訳では無い。

戦艦を重複ロックオンしてミサイル発射の図。

このあたりから敵が大量に出るようになる。つまり変形が強く、変形すれば敵が簡単に撃墜できるようになってしまう。変形して敵を攻撃するのは最初は楽しいのだけど、動き回る敵を何とか追尾して機体へダメージを与え、ついに撃墜、というプロセスが無くなってしまうのは残念。変形にはすぐに満足してしまい、今まで通り戦闘機で戦闘機を追っていた方が面白い。

またこのあたりからミッション自体も難しくなってきて、達成がほぼ無理なサイドミッションが多い。ミッション中、ある条件(味方を守れなど) をクリアすると機体がアップグレードするという要素があるのだけど、その条件が厳しすぎる。難易度を下げて挑戦しないと達成できないのでは無いだろうか。

敵の攻撃も多くなってきて、画面が見辛い。敵の攻撃を食らうとプレイヤーの機体が揺れるため、狙いを定めて攻撃が出来なくなってくる。どこから攻撃されているのか分からないことが多くなり、こうなると段々とストレスが多くなってくる。ここらで私は止めることにした。

総評

全体的には悪くないと思う。定価 $20 のこのゲームは、このジャンルが好きな人には良い選択肢だと思う。たぶん Ace Combat には戦闘機での戦いの面白さという面では敵わないだろうけど、こちらは変形できる。Armored Core のようなロボットゲームの側面もあり、宇宙でのシューティングゲームをプレイしたいというだけならこのゲームでも満足できると思う。私は戦闘機の戦いをしたかったので少し不満はあるけれど、全体的にはなかなか良く出来たゲームだと思う。特に最初の数時間は楽しかった。その時は「ゲームらしいゲーム」という印象で、リアルさからは脱した昔ながらのゲームの感じがした。移動が難しいのを何とか我が物にするのも楽しい。

ただ、このゲームは安いのであまり動作が重くないかと思ったら、実際はかなり動作が重く、なかなか良い PC で無いと満足いくフレームレートが出ないと思われる。敵を正確に狙わないとならないこのゲームではフレームレートが落ちることは致命的で、できる限り避けたい。敵の戦艦の砲台を壊す時は、かなり細かな照準の調節が必要となる。私はキーボードとマウスでプレイしたけれど、もしかするとゲームパッドでプレイするとまた違ったプレイ感になるかもしれない。たぶんオートエイムがある。

難易度は難しめだと思う。難易度を下げても、他のゲームと比べると少し難しい。私はアップグレード条件をほとんどクリアできなかった。たぶんアップグレード条件は一度ゲームをクリアしてからか、ゲームの終盤になると良い機体や武器を持っている可能性があるので、それを使ってクリアするのだと思う。なので最初の時点ではクリアが難しい。リプレイ性を作り出してあるとも言えるけれど、ちょっと無理矢理感がある。アップグレード条件は別に達成しなくても良いので、最初は気にしなければ良いだろう。

「暇つぶしでやろう」と思うと熱中してしまう、そんな感じのゲームだった。

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Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

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