Duke Nukem Forever は一言で言うなら「大人の男向けの娯楽としての FPS ゲーム」。ただ敵を撃って進むだけではなく、有名人で筋肉モリモリの Duke Nukem を動かし、エロやバカさと共に進んでいく。この少し下品なエロや馬鹿な行動に笑えるかどうかがこのゲームの評価の分かれ目だと思われる。エロについて語りたいのだけど、まずは FPS の基本としてのシューティング部分から書こうと思う。

シューティング部分など

シューティング部分に関しては、Half-Life 2 よりも良い。私には少し不思議なのだけど、Duke Nukem Forever のメタスコアはなかなか留まるところを知らず、下がりまくっている。発売直後辺りには63程度点数だったのだけど、今は56。最終的には50点代のメタスコアになるだろう。ただ、Duke Nukem をつまらないと言って低い点数を付けた人たちが、今 Hlaf-Life 2 をプレイしたらどうだろう? 私は HL2 は 30 ~ 40 点代のメタスコアになると思う。Duke Nukem Forever は HL2 より面白いのだから。

HL2 のような射撃感の無い銃も無いし、ボートなどの乗り物での退屈な移動も無いし、地面を滑るような独特な移動でも無い。軽い板に押しつぶされて死ぬことも無い。CoD のようにただ撃って進むゲームでも無い。このゲームのシューティング部分について点数が下がっているのは、「武器を2つしか持てない」という部分がメインなのだろう。他には、「十数年も待っていたのにこれなのか」という落胆からの点数もある。十数年間もずっと「Duke Nukem の続編まだかな」と待っていられるはずが無い。私には理解できない評価コメント。

シューティング部分は「面白い!」と言えるものでは無いのだけど、「つまらない」とも言えない。なので、「悪くは無い」という表現になる。敵の種類は少ないのだけど、敵は突っ込んできたり、ワープでプレイヤーの後ろに瞬間移動したりするので、少し難しめ。また、リロードが遅いのも難易度を上げる要因。大量の敵に襲われるとほとんど対処方法が無い。なので少し理不尽さを感じる。そして、「何か目新しいシステムがあるの?」と訊かれると、「無い」と答えるしか無い。シューティング部分は普通の出来。

また、武器は2つしか持て無いのだけど、これは Demo が発表された時から批判を浴びている。しかし、このゲームは武器の種類が少ない。それと落ちている弾薬の種類との兼ね合いで、あまりたくさんの武器を持っていても仕方が無いデザインにしてある。確かに武器は4つは持てても良いと思う。コンソールのコントローラーの十字キーは4つ入力できるから。しかし、それを2つに制限することで、プレイヤーにどの武器を持っていくべきかの判断を迫らせている。このゲームは武器は実は1つあれば進める。なので2つ目の武器は趣味の領域だと感じた。それに、武器は結構地面に落ちている。私は、レビューで大批判を浴びているほど武器について困らなかった。なのでこの部分については「少し悪いね」という程度の評価。

グラフィックスに関しても、結構批判を浴びている。グラフィックスが古い、汚い、Glitch があるなど。でも、私はそこまで汚いとも思わなかったし、逆になかなか高解像度のテクスチャーだと感じる部分もあった。ただ、周りの細かいオブジェクトをみると、確かに低解像度だなと思うテクスチャーもあった。なので、グラフィックスは「別に気にはならなかった」という評価。

エロとユーモア

さて、エロとユーモアについては冗談の分かる大人の男性なら結構楽しめると思う。

ストーリー上で、人間の女性がエイリアンに連れ去られる場面がある。エイリアンが女性を集めて何かをしようとしている。女性を集めてする事など、あまり答えは多くない。私もこの想像はしたのだけど、ゲームでそれを表現してしまうとは思わなかった。上の画像の通り、女性に卵を産み付けて、エイリアンを繁殖させている。日本のエロゲーが得意とする部類だ。これには私も少し面食らってしまった。女性が卵を産み付けられている場面は嬌声が聞こえるし、確かにエロいのだけど、孵ったエイリアンはお腹を食い破って出てくるので、その時に女性は死んでしまう。何とも言えない気分。また、この場面の洞窟にあるオブジェクトは、直接的では無いにしても色々とエロを表現している。

他にも、Duke が夢を見ているというプロットの場面は良かった。ストリップクラブのようなところで動き回れる。これは男なら喜んでプレイしてしまうだろう。それに、この場面では Condom と Vibrator と Popcorn を集めてから部屋に来てねと言われるのでかなりの直球的なお楽しみシーンだ。上の画像には私がモザイクを掛けた。実際にはモザイクは無いので、プレイしてニヤニヤして欲しい。

このクラブには上のようなものもあり、多少下品なエロとユーモアが入っている。女性の絵の口の部分に穴が開いており、そこに何かを入れる。下品なユーモアと言えば、下のようなシーンやオブジェクトもある。

幼いころはうんこしっこで喜んでいた人も多いのでは無いだろうか。今ではそこまで笑えないにしても、ゲーム内で Duke がこんな事をしているのを傍目に見て笑える。下品なのだけど。Duke Nukem Forever はギミックが多いので、もしかしてうんこを持てるのでは無いか?ということを思い付き、それを実行に移すと、なんと本当に例のものを掴める。さらにそれを投げる事もでき、ビチャっという音がする。「おー、このゲームはこんな事もできるのか」という面白さは存在するね。このゲームはギミックが多さでかなり頑張っている。何か弄れるのでは無いだろうかと、身の回りのオブジェクトにとりあえず近づいてしまう。

コピー機を見かけた時、やはり「もしかして…」となる。予想通りの展開だったので笑ってしまった。裸にはならなかったのだけど、コピー機に座ってコピーを開始する。Duke は子供だね。大人がバカをやっているのを見て笑う面白さ。こういった冗談が分かる人にはこの Duke Nukem Forever は結構楽しめると思う。私は結構楽しめた。

少し残念なのは、こうしたギミックを弄れるのはゲームの前半がメインになること。後半はエイリアンとの戦いがメインになる。他にも、私の好きなアイデアの場面があった。

Duke の体が小さくなる場面で、ハンバーガーショップの厨房を冒険するシーンがかなりのお気に入り。自分が小さくなって身近な世界を移動するのは面白い。この場面では上の画像の中央右に写っている女性を助ける。部屋が水浸しになり、電気がその水に流れてしまっていて女性は動けなくなってしまっている。Duke は火が付いたコンロや、熱い鉄板をパンからパンへ移動して進んでいく。このシーンは本当に面白かった。

まとめ

シューティングは悪くなく、身の回りのオブジェクトに色々なギミックがあり楽しめた。残念なのは、後半はギミックが少なくなっていき、エイリアンとの戦闘に疲れ少しだれる。エロとユーモアは少し下品なものもあり、冗談の分かる人で無いと辛いかも知れない。ただ敵を撃って進んでいく FPS とは差異があり、気楽に楽しむような娯楽的なゲームだと思う。気楽にプレイできるのだけど、ゲームの難易度は Normal(Let's Rock) でも他のゲームより難しめ。チェックポイントはなかなか多いので、死にまくっても何とかなるだろう。

クリアまでのプレイ時間は6時間ほど。クリアした後は、ゲーム内でのミニゲームで少し楽しめる。エアホッケーとモグラたたきがお気に入り。エアホッケーはどのゲームでやっても面白い。

「レビュー」の最新記事

最新記事

About

Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

Twitterのアカウントはありますがうまく扱えていません。Twitterでご連絡の際はDMだとメールが来て気付けます。