2012年で最高評価されたゲームとしてなかなか名高い Borderlands2 をプレイ。

ゲームを開始したばかりの時、「Borderlands のグラフィックスはこんなに綺麗だっけ」「日本語の音声が素晴らしい」などと色々と楽しめていた。この時はなるほどこれが評価の高い Borderlands2 なのかと納得してしまった。

これなら Borderlands2 は前作から正統進化と言える。グラフィックスは綺麗になり、射撃もより楽しくなり、スキルツリーもより増えた。

前作よりも射撃感が増した

ここでは射撃感が良くなったことを取り上げたい。というのも、グラフィックスはいくら綺麗になっても、その感動はプレイの最初しか味わえず、慣れてくると見易ければどうでも良くなる。

Skyrim でもそうだったのだけど、雪山の吹雪を純粋に楽しめるのは最初だけ。あの一番最初の吹雪は Experience を重んじる Skyrim にとって良い見せ場になっただろう。

さて、射撃感は前作からかなり改善されている。前作では、私はゴム銃で弾を撃っているような感覚だった。それが今作では Call of Duty 4 以降に近いものを感じた。これはリロード音などの効果音が高くなった事に起因していると思われる。

例えば CoD4 などはリロードの動作が速いので、その効果音は高い。マガジンの交換時のカチャッという音を思い出して欲しい。Borderlands2 はその感じを取り入れたのか、今作はリロード全体が随分良く感じる。リロードギミックも相変わらず凝っている。

Borderlands2 のプレミアムDLC(たぶん追加キャラクターのDLC) があると、ゲーム開始直後に Gearbox という名前の銃を貰えるが、この銃は特に CoD に近い音がする。

弾を発射するときの音も高くなっている。お陰で銃を撃つのが随分楽しく、敵を撃つのが前作よりも楽しい。やはり FPS ゲームは弾を撃つゲームなので効果音が良くなったのは嬉しい。

サブマシンガン系の武器はあまり強くない気がする。

前作同様、中盤からは気怠い

全体的には前作よりも良くなっているが、変わらないことがある。それは中盤からの気怠さ。このゲームはサブクエストに手を出すと、ゲームが同じ事の繰り返しだと気付いてしまう。どこかへ行って、敵を倒してアイテムを拾い、クエストを達成する。

これの繰り返しに少々飽きてくるのが中盤。前作よりも濃厚なプレイが出来るので、この繰り返しを感じ始めるまでは前作よりも遅かった。

リボルバーの使い方がカッコ悪い

あと、私だけの不満点だと思うのだけど、リボルバーを撃つときの挙動が気持ち悪い。今まで手に入れたリボルバーは、銃の上に左手を当てながら引き金を引く、西部劇のカウボーイ撃ちのようなスタイルで撃つ。私はこの挙動があまり好きでは無い。

Metro 2033 やバイオショックのようなリボルバーの動作が良くて、シリンダーの回転を見たい。マニアックなのだろうか。リボルバーには夢が詰まっているのに、Borderlands2 ではそれを左手で隠してしまう。左手でほぼ銃が見えない。

アクティブスキルが1つだけなのは飽きやすい

Borderlands シリーズはキャラクターごとに1つ固有のアクティブスキルがあって、他はパッシブ効果のスキル。

つまり、タレットを出したり透明化したりする魔法のようなスキルはキャラクターに1つだけしかない。例えばタレットを出すスキルのキャラクターはゲームの最初から最後までこのアクティブスキルをずっと使うことになる。

どうしてアクティブスキルを一つに限定しているのか分からない。最後までずっと同じスキルを使っていたらさすがに飽きるだろう。これをあまり多すぎない、3~5個に増やせばもっとプレイが楽しいはず。

スキルポイントが足りない

Borderlands のスキルツリーは欲しいスキルが必ず下の方にある。上の画像は私のゲームクリア時のスキルなのだけど、3つある中の2つのツリーのスキルを取得していった結果、下まで届かなかった。つまり、通常のプレイでは、強いスキルを取得するにはツリーを1つに絞るしかない。

このシリーズはレベル30あたりでクリアを迎えるので、満足にスキルツリーを取得できない。クリアするまでに、1つのスキルツリーを下まで全部取得できる程度のスキルポインしか得られない。

これではスキルポイントが足りない。確かに2週3週ゲームをプレイする人は上限のレベル50になるだろうからある程度はスキル取得に満足できるのかもしれないけれど、普通の人はゲームは1週で終わりだ。だからその1週目の質を上げてほしい。

リロードが遅い

全体的にリロードが遅い。私はリロードを速くするパッシブスキルなしにはリロードが遅すぎてイライラしてしまう。リロードを速くするスキルが無いキャラクターではあまりプレイしたくない。

このゲームはリロードが遅いと全体的に緩慢とした戦闘になる。リロード中に敵が走って一直線にプレイヤーに向かってくるとき、攻撃を食らいたくなければ走って逃げるしかない。それかジャンプして良い足場に逃げるしかない。

リロード中は敵から逃げていないといけないデザインなので、リロードが遅ければ当然逃げている時間が増え、敵を倒すのが遅くなる。

結局のところ、このゲームはリロードの遅さが戦闘のテンポを悪くしている。リロード時間は最初から今の2分の1でいいと思う。弾をもっとガンガン撃った方が楽しいと思う。

箱を開け、雑貨アイテムを拾うのが面倒

お金や弾薬や武器が入っている箱を開けるのが本当に面倒。「開けなければ良いじゃないか」という人もいるだろうけど、開けてアイテムを取っていった方がプレイは有利になる。

それに加え、少し重厚なアイテムボックスは蓋が開くまでに1~2秒かかるのも苛立たしい。最初は良いが、それを何度も繰り返すとなるとそのわずかな時間にテンポの悪さを感じるようになる。

そして、弾薬やお金といった雑貨アイテムさえもいちいち拾うボタンを押さないといけないのは面倒だ。これらは拾ってもデメリットが無く、誰でも必ず拾うのだから、自動で拾ってくれないだろうか。「拾うボタン」長押しで周りの雑貨アイテムを一度に拾えるのだけど、自分が見ている方向のアイテムしか拾ってくれない。さらに長押しする時間もかかりテンポが非常に悪くなる。

Borderlands2 ではさすがに敵が落としたお金や弾薬はその上を通れば自動で拾ってくれるようになったけれど、これだけでは足りない。

そもそも弾薬のシステムは必要か

プレイをしていると弾薬が尽きることもあるけれど、その場合は好きな銃では無く、それ以外のどうでもいい銃を使うことになる。好きでは無い銃は本当にどうでもいいので、そういう銃を使っていると何故か戦闘に身が入らなくなる。

上で書いた「弾薬を拾う手間」もあり、そもそも弾薬システムは必要だろうかという疑問に当然行き着く。Borderlands2 は好きな銃を持って、好きなスキルを使って進むゲームなので、弾薬は尽きなくしても良いのでは無いだろうか。ロケットランチャーなどの飛び抜けて強い特殊な武器は弾薬の制限があった方が良いとは思うけれど、通常使う武器に弾薬は必要ないのではなかろうか。

弾薬のシステムを無くすと、弾薬を拾う手間が無くなり、武器を撃ち放題になってより楽しいのでは。撃ち放題というと多少チート臭があるけれど、Borderlands2 のほとんどの武器はアイアンサイトを覗かないと集弾率が低いので、移動しながらずっとぼけーっと銃を撃つようなプレイスタイルにはならないだろう。

つまり、弾薬のシステムを無くすか、周囲にある弾薬を完全自動で拾うようにして欲しい。

終わりに

不満は多いけど、全体的にはカジュアルゲーマーには満足度が高いゲームだと思う。前作を楽しめた人ならもっと楽しめるはず。

前作で最初は楽しかったが中盤から疲れてきた人は、私と同じような感想になると思う。前作よりは長く楽しめるが、気怠さは変わらず。

サイドクエストに手を出さないという手もある。そうした方がストーリーがテンポ良く進むし、ゲームが先に進むので装備アイテムも強くなるし、良いことが多いような気もする。私はそろそろサイドクエストを止めようと思っている。

Borderlands2 は続編が出るようなので、そこでは上の点を改善してくれることを強く望む。

FPS や TPS ゲームでの「車の運転」と同じように、開発者が良いと思っていてもプレイヤーは楽しくない事は多い。…と断定して書いてしまったけれど、「車の運転なんて面倒なだけだ」「雑貨アイテム拾うのが面倒」「アイテムボックス早く開け」と言っているのは意外と私だけなのかもしれない。

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Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

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