The Walking Dead の最後のエピソード "No Time Left" をプレイ。少しネタバレが含まれるので下を読むのには注意して欲しい

なお、ゲームのアップデートでセーブデータが消えてしまったので、今までのエピソードでの私の選択が消えた。このゲームにはちょくちょく起こるバグらしい。Steam Cloud を使っていたのだけど、セーブデータが消えた時に Steam にデータを同期され、セーブデータが上書きされてしまったようだ。Steam Cloud は無力だ。このゲームをプレイしている人はバックアップを取っておくことをお勧めする。

Episode 4 の最後で Clementine のが何者かに連れ去られ、さらに主人公の Lee が引っ掻かれた。それに続くのが Episode 5。Lee は引っ掻かれたので遅かれ早かれゾンビ化する。正確には「ゾンビ」とは言わないのだけど面倒なのでゾンビ = The Walking Dead としよう。

ゾンビになる予定の Lee の噛まれた腕を切り落とそうとする仲間。

Episode 5 のストーリーは随分駆け足で、このエピソードが始まって10分ほどでもうストーリーに不安を覚えてしまった。「果たしてうまく完結できるのだろうか」。その駆け足の所為か、疑問を抱く箇所があった。Lee がゾンビに引っ掻かれた後、意識が遠のくのが早すぎるのではないか。

それに上の画像のシーンもちょっと疑問だ。今までのストーリーでは、「ゾンビ菌のようなものは空気感染するようで、生きている人の全員が既にゾンビ化することが分かっている」「ゾンビ化するのは死んだとき」「ゾンビに引っ掻かれただけならゾンビ化までに数日は持つ」ということが分かっている。この事から、ゾンビに引っ掻かれた傷がある腕を切っても意味がない。切ったら大量出血して死ぬのが早まるだけだろう。でも上の場面で、全体のプレイヤーの7割が腕を切ることを選んだらしい。

戦国無双のシーン。

アクションシーンに至ってはもう戦国無双状態。迫りくるゾンビをばっさばっさと「切り倒して」進む。うーん。あと、銃を無駄打ちするシーンが目立つ。大量のゾンビが家の二階に迫ってくる場面では、主人公たちは大量のゾンビを迎え撃つために廊下に簡単なバリケードを作り、ゾンビを待ち伏せて銃で撃とうとする。ゾンビが現れる前に、「みんな残り何発だ」「5」「2」「3」などと言い、その貴重な弾を全て現れたゾンビに向かって撃ってしまう。そして敵の勢いが止まらないので逃げ出す。仲間たちは家に迫ってくるゾンビを見たはずなのでこうなることは分かり切っていたはず。最初から撃たずに単薬を温存して逃げていれば良かったのではないだろうか。

ストーリーへの文句ばかりになってしまうのだけど、仲間が無駄死にするシーンは苛立たしい。この場面は確かに少し強引に説明がつくのだけど、自殺に等しい解釈になる。突然の心情変化なのでちょっと面食らってしまった。シナリオを考えるのを面倒になったのだろう。後で仲間と別れることになるし。

さらわれた Clementine とは再会することが出来る。ただ Lee は近いうちにゾンビ化することが決まっているので、この Episode のタイトル通り「No Time Left」である。

実は Clementine と出会う前のシーンがこのゲームで一番の良いシーンだったりする。それは「あなたの選択がこのゲームのストーリーに反映されます」というこのゲームの説明が本当のことだと教えてくれるからである。ただ、本当に薄っぺらい。公約を達成するために無理矢理作ったシーンだと感じた。Clementine をさらった犯人がずっと主人公たちを監視していたらしいのと、さらに Clementine が無線で犯人に主人公たちのことを細かく教えていたらしい。ちょっと考えにくい。

この Episode の最後のシーンはなかなか評価できる。死ぬゆく Lee が Clementine に最後に必要なことを教える。このシーンはなかなか良い。でも普通のシーンといえば普通のシーン。どの映画でも絶対に外さない場面だろう。必要なシーンをストーリーに入れてあったという意味で評価できる。

全体的には The Walking Dead は最初の2つの Episode 以外は楽しくないし、ストーリーに何の興奮もない。後半のストーリーは確かに意外性はあるけれど、この「意外性」というのは馬鹿らしさから来る意外性であり、「そんな馬鹿なこと思いつきもしなかった」という意外性。仲間が突然口論し出してストーリーが進んでいくのはもう飽き飽き。仲間が瞬間湯沸かし器。

Episode 5 は1~2時間で終わってしまうし、ストーリーにはかなりの不満がある。The Walking Dead には落胆した。最初の Episode が良かっただけにもったいない。ドラマ版を見ていた方が楽しい。あちらも事の始まりは馬鹿らしかったりするのだけど、ゲーム版よりもストーリーが随分良いと思う。

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Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

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