Krater は発売前からずっと気になっていて、プレイ動画を何本か見てから予約した。でもこのゲームはあまり話題になっていないような気がする。

戦闘は DoW II のシングルプレイの延長上

まだあまりプレイしていないのでシステムの深い部分まではまだ理解していないのだけど、このゲームは Warhammer 40,000: Dawn of War II を気軽にした感じのプレイ感。プレイヤーは3人のキャラクターを同時に操作して、ダンジョンなどを進めていく。一般に RTS というジャンルはたくさんのユニットを操作しなければならないので難しい。そこで RTS の操作キャラクターを少なくしたらどうだろう、というのが Dawn of War II のシングルプレイ。Krater はそこにさらにキャラクターの育成要素を重視させ、アイテム合成、チップ埋め込みなどを導入したゲームだと感じた。その結果、RTS でありながら MMO チックな、例えば World of Warcraft のようなプレイ感もある。ただ DoW II のようなカバーなどは無い。

序盤での強敵のクマをスキルで slow にしている場面。

戦闘は展開が速い。さらにこのゲームは Act I の終わり辺りから、ただクリックしているだけでは勝てなくなる。(Act I は1時間ほどで終わる。) こういったたくさんの敵が出てきた時や強い敵が出てきた時には Crowd Control(敵の行動制御) が重要になる。敵の攻撃を食らうタンク役はいるのだけど、思ったほど攻撃を耐えられない。その為、後ろから援護するクラスが重要で、彼が敵を遅くしたりスタンさせたり出来る。回復ももちろん出来る。使えるスキルは全てを把握しうまく使っていかないと戦闘がきつい。通常戦闘は雑魚敵との戦いとはいえ、雑魚というよりは強めで緊張感を保っている。

幸いスキルは何度も使えるものの、敵にヘイト値(Aggro) のようなパラメーターがあるようで、Crowd Control 的なスキルを使ったキャラクターに敵が寄ってくる。タンクで無い限り簡単に死ぬので、戦闘は少し戦略が必要だった。敵をスタンさせたいが、スタンさせると打たれ弱いキャラクターに敵寄ってきてしまう。私が現在どのように戦闘しているかを書いてしまっても良いのだけど、このゲームをプレイする人の楽しみを奪いかねないので書かないことにする。

キャラクターに Implant する画面。

キャラクターの育成要素としては Implant やスキル Boost などがあり、ここはまだ私はあまり触っていないのであまり書けない。ただ、Implant の取り外しは出来ない様で上書きは可能なようだ。

操作キャラクターは死ぬ

また、特徴的なのは操作キャラクターがプレイヤーを体現してはいないと言うこと。会話をしているのがプレイヤー自身で、操作キャラクターが戦闘を担当している。つまり操作キャラクター3人 + 自分の4人でアドベンチャーしているのだと思う。このゲーム設定により、変な話だけども操作キャラクターは死ぬ事ができる。プレイヤーが死んでいるのでは無いから。

操作キャラクターがノックアウトされた場面。

このゲームでは「ノックアウト(Knock Out)」というシステムがある。これは戦闘中に操作キャラクターが倒れてしまった状態で、クリックすれば立ち直らせることが出来る。難易度 Normal では3回ノックアウトになると Injury が1つ付く。Injury が3つになるとそのキャラクターは死んでしまう。操作キャラクターは結構簡単に死ねる。救済措置はあり、Injury(ies) が3つになるまでに医者の元へ行けばお金で直して貰える。ただダンジョンなどに行き、奥まで行った時に Injury が2になると判断を迫られる。このまま奥に行くか、いったん引き返して治療してくるか。なかなか緊張感があると思う。なお死んでしまった時は、新たにキャラクターを Bar で雇う事になる。難易度 Hardcore では一回の Knock Out で 1 Injury となる。

でも、死ななければその操作キャラクターでずっとゲームを続けられるのかというと、そうでは無いようだ。ランクというシステムがあり、成長上限がある。その為、いつかは操作キャラクターを変えなければならない。

Bar でキャラクターを雇う時の場面。右上に Rank が表示されている。レベルと同義。なお Ability はキャラクターによってちょっと違うようだ。

「いつかは」と言いながら、その「いつか」は意外と早く来る。最初のキャラクターは Rank 5 までしか成長できないので、Act II に入った辺りでもう入れ替えの時期だった。使い捨ての操作キャラクター。

感動したところ

説明はされないのだけど、SHIFT キーを押しながらクリックすると移動の道筋を示せる。

これは有名な RTS ゲームにも無いようなシステム。私が使うかと言われると使わないだろうけど細かく操作したい人にはかなり良いシステムだろう。

悪いところ

  • UI が洗練されていない。字が小さくて見難い。
  • ゲーム内オプションを弄ると映像が真っ暗になる。1度再起動が必要になる。
  • オプションを弄って画面が真っ暗にならなかった時でも、視点がおかしくなる。スペースキーで直る。
  • 敵が落としたアイテムを拾うのが面倒。倒れた敵をクリックして「全てを取る」の繰り返し。クリックできる場所も小さい。(SHIFT + 右クリックでショートカットできる)
  • ムービーでは字幕無し。ちょっと厳しい。
  • セーブがどのタイミングでされているか分からない。
  • 現在マルチプレイ系の要素はまだプレイ不可能な様子。

全体的には

私は結構楽しめている。DoW II はプレイするには少し重かったのでもっと気軽に出来るゲームは無いだろうかとずっと思っていた。それの答えが Krater だと思う。成長要素は今のところ楽しいし、敵がアイテムをよく落としてくれるので頻繁に装備の交換が出来る。

インターフェースが少し荒削りな感があるのだけど、それを押さえ込むほどゲームが楽しい。RTS ゲームで初心者向けのゲームはこれになるかもしれない。それか Dota になるか。ただ Dota は私はあまりゲーム性が好きでは無いので、お勧めすることは無いと思う。

まだ Act II に入ったばかりのところまでプレイしただけなので、もう少しプレイしていった時にどういう感想になるかはまた書こうと思う。

「レビュー」の最新記事

最新記事

About

Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

Twitterのアカウントはありますがうまく扱えていません。Twitterでご連絡の際はDMだとメールが来て気付けます。