『Might & Magic Clash of Heroes』レビュー - 新感覚のパズルゲーム

2019/06/06 2012/02/27

以前から気になっていた Might & Magic Clash of Heroes を購入してプレイ。Might & Magic のファンからはこのゲームの舞台設定が批判されていたりするのだけど、私は Might & Magic の世界を知らないので何も言えない。それよりもパズルゲームが新感覚でなかなか面白い。

ゲーム画面の上半分が敵陣で下半分が自陣。ゲーム開始時にユニットがばらばらに配置されるので、それをソリティアっぽく整理して敵に攻撃する。具体的には同じ種類のユニットで同じ色のものを3つ連続させれば良い。3つ揃えば敵陣へ直線的に突撃していく。その突撃が敵陣の一番後ろにあるバーに到達するとダメージ。1ターンに3つしかユニットを移動させられない。ターンを敵と交互に繰り返し、敵の HP を 0 にすると勝ち。

最初は簡単だったのだけど、敵が強くなってくると面白い。「敵が強い」というのは戦略的に強いのでは無くて、敵のレベルと自分のレベル差があると相対的に「敵が強く」なり、厳しい戦いとなるので面白くなる。

ぎりぎりで敵に勝った。爽快。

パズルゲームにレベルなんてと思うかも知れないけれど、段々とユニットが強くなっていくのはなかなか良い。レベルがあるのはキャンペーンモードのみ。

ドラゴンなどの攻撃力は強いが攻撃までに時間が掛かるユニットが登場すると戦略性が増す。「ユニットの体力 = 攻撃ダメージ」というルールで、上の画像では敵の白いドラゴンの下にあるバーは「攻撃まで3ターン、現在の体力(=攻撃ダメージ) 39」という意味。1ターン毎に徐々に体力が増えていき、3ターン後に攻撃になる。体力が増えていく値は大きく、これを後出しの攻撃で倒すには相当うまくやらないといけない。

基本的には先にこのような攻撃の溜め状態に入った方が有利。このゲームは運の要素が少し強い。ユニットが配られる時の配置で攻撃までに掛かる手数が少し変わり、これが運の要素である。でもこの部分もランダム要素として楽しめると思う。配られた配置の中から如何に良い攻撃方法を見つけるかはプレイヤーに委ねられる。Puzzle Quest のように、敵が敵自身が有利なようにずるをしてくるという面はあるのだけど、あのゲームほどあからさまにずるくは無い。それに Clash of Heroes ではそもそも強い敵とはレベルが違うので対等な状態からは始まっていない。

ストーリーは Daemon が Elf の森に攻めてきた、というところから始まる。まあ良くあるストーリーではあるのだけど、このゲームはパズルがメインなのでそこまで気になっていない。今は Elf のキャラクターを操作している。たぶん操作キャラクターが変わっていくのだろうと予想している。操作キャラクターが変わるとまたレベル1から始まるのだろうか。ちょっと面倒そうだ。

でも私はクリアまでプレイしようとは思っていないので、暇つぶし的に楽しめれば良いかと思っている。今のところは飽きること無く楽しめている。

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About

Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。