『かたわ少女』5年間の開発を経てついに公開
Katawa Shoujo Dev Blog: Katawa Shoujo Released
After 5 years of development to the day, Katawa Shoujo is now complete.
私も数ヶ月ほど前に知っただけであまり詳しくないのだけど、「かたわ少女」は海外の、日本のビジュアルノベルのファンの人達が自分たちで作っていたビジュアルノベルゲーム。それがついに完成し、無料で公開されている。開発ブログは英語がメインなのだけど、それを日本訳をして公開してくれているのでそちらを下に載せた。このゲームに関することが分かり易くまとまっていると思う。少し前の開発ブログを読むと、「かたわ少女」の「かたわ少女日本語訳プロジェクト」はコミックマーケット C81 に参加していたらしいので、知っている人は知っているのかも。
かたわ少女開発者ブログ: かたわ少女完全版 リリースのお知らせ
インターネット発、2012年1月4日 - 本日、Four Leaf Studiosはかたわ少女 完全版を無償にてリリースいたします。世界各国から集まった21人の開発者が、イラスト・音楽・シナリオ・プログラム・そして演出に関わってきました。現在に至るまで、数えきれないほど多くの人々が開発に協力してくれたことは言うまでもありません。これまでの5年間は長い道のりでしたが、ついにその日がやって来ました。
かたわ少女は、現代日本にある架空の学校である山久学園 - 障害をもつ児童のための特別な学校を舞台にしたビジュアルノベルです。普通の人生を送ってきた普通の青年、中井久夫は、先天性の心臓病のために長期の入院生活と転校を強いられます。生活が一変し、困難に直面しつつも、久夫は新たな友達を見つけます - そして選択次第では、新たな恋人も。ゲーム中では5人のヒロインに対応する5つのメインルートが用意されています。それぞれのルートで、ヒロインごとの物語が繰り広げられます。ストーリーは主人公の視点から一人称で語られます。ゲーム画面はテキストと立ち絵、アドベンチャーゲーム風のテキストボックスという、伝統的なビジュアルノベルの形式を採用しています。
かたわ少女の成り立ちは古く、その起源は10年以上前にさかのぼります。2000年12月、RAITA氏が主催するサークル絶対少女より、Schuppen Harnischeという同人誌が発行されました。この本のおまけページには、日本の高校が舞台の、身体障害をテーマにしたゲームに関するスケッチが掲載されていました。後の出来事がなければ、このイラストはそのまま埋もれていたことでしょう。しかし2007年の1月に、このイラストが掲載されたスレッドが4chan掲示板のアニメ板に固定されてから、このアイディアが好奇心に火をつけ、実際にイラスト通りのゲームを作ってみようという動きが生まれました。数ヵ月の協議を経ても目立った成果は出ず、同年4月にコア開発チームが集合してFour Leaf Studiosを結成しました。このとき、かたわ少女は初めて完成に至る道を歩み始めたのです。
Four Leaf Studiosはかたわ少女開発という唯一の目的のために、世界中から集まった21人の開発者のボランティアグループです。出身国、職業、そして背景は様々ですが、Four Leaf Studiosはかたわ少女を完全に無償のゲームとして提供すべく、開発に尽力してきました。このプロジェクトには金銭は一切関わっていません。
ここでFour Leaf Studiosの物語は終わりを告げます。一つの集団として、私たちが新たなゲームを作成することはありません。しかし私たち自身の物語が終わったとしても、新たな物語が今、皆さんを待っています。それを産み出すために、Four Leaf Studiosは存在し続けてきたのです。
かたわ少女を楽しんでいただければ幸いです。
かたわ少女はこちらからダウンロードできる。トレントでのダウンロードと直接ダウンロードができる。ゲームは英語なので注意して欲しい。日本語翻訳のボランティアを現在ブログで募集している。あと18歳未満はプレイしてはいけないらしい。
私も早速ダウンロードしてみたところ、容量は 450MB ほど。ちょっとプレイもしてみよう。