私はPlayStation5の「4K 120fps(Hz)」を誤解しているのだろうか? [追記: 仕組みが分かった!]
PlayStation 5 や XBOX Series X がそろそろ発売となり、仕様についてのニュースを見かけるようになりました。
私が驚いているのはそのどちらの次世代機も「4K 120fps(Hz)」対応ということ。
4K & 120fps は厳しそうだが…
現状PCでのゲームでも 4K 120fps なんて処理能力的にかなり大変です。
PS5 は「4K で 120fps」なのかと驚いていたのですが、PS5の公式サイトをよく見ると「4K かつ 120fps」とは書かれていないんですよね。
PlayStation®5 | Play Has No Limits | PlayStation
最大120fps、120Hz出力
対応タイトルでは、120fpsの高フレームレートで滑らかなゲームプレイを楽しめます。120Hz/4Kモニターにも対応。
「120Hz/4Kモニター」という表現も怪しい。「/(スラッシュ)」は「OR」の事ですので、分かりやすくすると「120Hz または、4K モニターにも対応」となります。
となると、120fps を出せるのは Full HD (1080p) とかの 4K より小さいの解像度の可能性があります。
4K で 120fps となるとかなり処理の軽いゲームか、本体の処理能力がかなり高くないと難しいと想像しますが、本当に 4K かつ 120fps が出るなら、その描画能力を持つPCを買うよりもかなり安上がりに PS5 でその性能を手に入れられることになります。
8K(4320p) にも対応しているらしいので、もしかしたら…という期待もあります。8K 30fps を出せるなら、その 1/4 の面積の 4K なら 120fps を出せる可能性があります。
4K かつ 120fps に加え、PS5 がマウスとキーボードに対応するなら、PCをゲーム用に買う必要もなくなってきます。
[追記] 仕組みが分かった
「Rainbow Six Siege」は PlayStation 5 と Xbox Series で 4K かつ 120fps で動作するようです(Ubisoft の Tweet)。
Gematsu によると、120fps で 4K にレンダースケーリングして表示するとあります。
なるほど、そういうことなのですね。4K よりも小さな解像度で 120fps で描画して、それを 4K にアップスケール(アップコンバート)する。
確かにこれなら一応 4K で 120fps と言えます。だから Xbox Series X のサイトで「真の4K」という表現が使われていたのですね。「レンダースケーリングして表示する4K」じゃないぞと。
PS5 の出力は本当に 4K 120fps になりそうですね。となるとそれに対応したモニターを買わねばなりません。
4K までアップスケールをせずに WQHD ぐらいでの 120fps 出力も可能なのでしょうか?
4K 120fps のモニターは少ない
PS5 や XBOX Series X が「4K かつ 120fps」を出せるとなると、それを映すためのモニターが必要になります。
探してみましたがかなり少ないです。今買えるPCのモニターとしては「ASUS ROG SWIFT PG27UQ」「LG ゲーミングモニター 27GN950-B」の2つしか見つけられませんでした。
家庭用ゲーム機はテレビに映しても良いので、テレビならば「ソニー ブラビア KJ-55X9500H」「パナソニック VIERA TH-55HX950」「シャープ AQUOS 4T-C43CN1」など、4K で「倍速液晶/倍速駆動」という機能があるものを選べば良さそうです(「倍速駆動」は 120Hz、240Hz などと違いがあるようです)。
テレビなら対応したものがたくさんあります。まぁPC用のモニターよりも遥かに価格が高いですからね。
ただテレビなので応答速度・遅延が気になることと、サイズが大きくなりがちです。サイズが大きくなると応答速度も遅くなるでしょう。
でも普通の人はPC用のモニターではなく、テレビを買うのかもしれません(テレビでもPCの映像を映せますが)。テレビを買う人は応答速度のことも知らないでしょう。年齢が高い人ほどテレビでゲームをするという固定観念があるかもしれません。
PS5 が本当に 4K かつ 120fps の映像出力ならば、今後 4K かつ 120Hz のモニターが増えてくるでしょう。高そうですが。