ついにSteamの利用言語のトップが中国語に。Steamでも中国の影響力がかなり強まる
Steamで 2019/12 のハードウェア&ソフトウェア調査の結果が発表されました。
今回のレポートで一番大きな驚きは利用言語です。
Simplified Chinese(簡体字中国語)が1位に上り詰めました。前回の調査から +14.43 ポイントで、37.87% に。もの凄い増加です。中国語の利用者によって English が全体から見ると -6.40% に押されています。
一人のユーザーが1つのアカウントを利用しているとは限らないので、中国語利用者のチーターの増加とも多少関係がありそうな気もしますが、それでも今回のランキングは衝撃的です。
ゲームを販売する側の視点で考えると、多く利用されている言語でゲームを公開しようと思うからです。日本人が「ゲームに日本語も入れて!」と叫んでも、販売者は Steam ユーザーの全体の 1.03% しかいない日本語利用者のためにコストを掛けて日本語を追加するでしょうか。
日本語追加の優先順位は下の方なのです。そうは言うものの最近は日本語が入っているゲームが増えてきている気がします。嬉しいですね。
最近は Steam で発売されるゲームでも中国語がメインのものが多くなってきています。さらに以前の Steam ではなかった中国の節目に合わせたセールも毎年行われるようになりました。
中国の影響力が Steam でも強まっていて、中国語を学ぶメリットが増えてきたかもしれません。
あとレポートで面白かったのは、マルチモニターの解像度。「3840 x 1080」が 72.56% で1位です。これは解像度が 1920 x 1080 のモニターを2台並べていると考えて良いでしょう。
メインモニターの解像度も 1920 x 1080 が約7割です。2台目のモニターも 1920 x 1080 のものを使っている人が多いのですね。まだ Full HD が主流のようです。
VR ヘッドセットの所有率もかなり低い。最近は VR ゲームが増えてきていますが、やはり VR の普及はまだまだ先ですね。PC で VR を利用するよりも、PlayStation で利用した方が楽ですからね。