Steam/Valve はアダルトコンテンツやその示唆が含まれるビジュアルノベルのデベロッパーに対し、アダルトコンテンツをなくさないと Steam から削除するというメッセージを送ったようです。

アダルトコンテンツが含まれるとされる "Mutiny!!"

Steam はこれまでにもアダルトコンテンツの排除を行ってきました。これによってアダルトコンテンツは Steam で配信は出来ず、アダルトコンテンツを含めたいデベロッパーは、自社のWEBサイトでアダルトコンテンツ追加パッチを公開するなどして対処していました。

今回はアダルトコンテンツがあるビジュアルノベルが Steam の目に留まったようで、そのデベロッパーに対し警告文が送られているようです。彼らのゲームもアダルトコンテンツ追加パッチを自社のWEBサイトで公開していました。

「HuniePop」のデベロッパー HuniePot は報告されたアダルトコンテンツを削除しないとゲームを削除すると言われたようです。

https://twitter.com/HuniePotDev/status/997257011384340482

「Mutiny!!」のデベロッパーである Lupiesoft は削除を決定したと伝えられたようです。

https://twitter.com/Lupiesoft/status/997293788316844032

今回の件では、ビジュアルノベルのパブリッシャーをしている MangaGamer は次のようにブログで語っています。

Regarding Recent Inquires Into Steam Content Policy Notices – MangaGamer Staff Blog

We went to great pains to run the game’s content by Valve representatives––including sending along every potentially questionable graphical asset along with advanced builds of the title––to ensure that that feeling was mutual. The game would have never appeared on the platform if we had not confirmed with Valve representatives that they did not feel the content was pornographic and was appropriate for the platform.

Despite our best efforts to respect both the letter and spirit of Valve’s content guidelines as we were made to understand them, we are wholly in the dark with this latest apparent shift in policy as no clear guidelines or standards have been provided. We will seek to negotiate with Valve to keep Kindred Spirits as-is on the Steam Store to the best of our ability, but failing that we still require guidelines to modify the title and future titles to fit these new, apparently stricter standards.

MangaGamer はこれまで Valve と何度も連絡を取りコンテンツのチェックを行っていたようで、その努力が簡単に覆されて落胆しています。明確なガイドラインや基準が提供されず、対応に困っているようです。

Lupiesoft も Valve のガイドラインにしっかり従ってきたとのことですが、Valve の気分によって急にこうした状況となったと言っています。Lupiesoft は「私たちのパブリッシャー MangaGamer が以前 Valve と話したときに "ecchi content (softcore nudity)" は Steam で問題ないと話された」として安心していたようです。

Steam/Valve は明白なアダルトコンテンツを Steam で販売したくない様子です。それは良いのですが、ガイドラインが明確に示されないことによってデベロッパーが困惑しています。

ゲーム内にアダルトコンテンツが含まれる Grand Theft Auto シリーズや The Witcher シリーズなどは以前から問題なく Steam で販売されています。なぜアダルトコンテンツが含まれるゲームなのにこうしたゲームは問題ないのか。

最近は Illusion も「VR カノジョ」を Steam で販売し、私はこうしたゲームでも Steam で堂々と販売できるのかと驚きました。「VR カノジョ」もアダルトコンテンツの追加パッチを Steam 外の公式サイトで公開する方法を採っています。

ですので Steam 上ではアダルトコンテンツが無い状態ではあるのですが、その状態でも性的な示唆はありますし、こうした網の目をくぐり抜けるような方法が許されている状況がおかしいように思います。

アダルトコンテンツが含まれるゲームを作るデベロッパーは明確なガイドラインが示されないと、いつゲームが Steam から削除されるかビクビクしながら過ごすことになります。

今のところはビジュアルノベルの取り締まりが厳しいようですが、私としては「VR カノジョ」の存在がかなり大きく、このゲームの扱いをまずはどうするか決定して欲しいところです。これがOKなら大抵のゲームはOKでしょう。

[追記] Valve からゲームを削除するとのメールが送られてきたデベロッパーは、Valve からのメッセージを 5/19 に受け取りました。Valve からの先日のメールは間違いであり、混乱させたことへの謝罪、ゲームがポリシーやガイドラインに反するかは再評価中であることが書かれていたようです。とりあえずすぐにゲームが Steam から無くなることはなさそうです。

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Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

Twitterのアカウントはありますがうまく扱えていません。Twitterでご連絡の際はDMだとメールが来て気付けます。