Steam で販売されている Galaxy Girls というゲームの無修正化パッチ(Uncensored Patch) の情報を書くことが Steam/Valve によって禁じられたようです。

Steam で販売されているビジュアルノベルゲームはパッチがあることがよくあり、その多くはゲーム内の画像などを全年齢版から18禁版にするようなものだったりします。知らない人は Steam に無修正のエロゲーがあることに驚くことでしょう。

Galaxy Girls (cf. Steam) の販売元 Dharker Studio は、このゲームの無修正化パッチについて書くことを Steam によって禁じられたことを Forum でコメントしました。

Uncensored patch?

Dharker Studio [開発者] 10月28日 12時17分

Steam reps have told us that they no longer allow any information or links to the uncensored patches on steam, so they all had to be removed. We will gradually be updating our own website with info on how to install the patch.

"Steam 上では" 無修正化パッチの情報とリンクを書いてはいけないということで、Dharker Studio は自身の公式サイトにて以前と変わらず無修正化パッチを配信しています。パッチの説明を公式サイトに載せる予定のようです。

日本のアダルトなビジュアルノベルゲームが英語に翻訳されて Steam で販売されていることはよくあり、このゲームもそれなのかと公式サイトを見てみたのですが、情報は無く、Dharker Studio は会社の所在地を書いていないという何とも不安な会社です。

Dharker Studio は以前 KickStarter でキャンペーンを行っていたようで、ここに "Northamptonshire, UK" と書かれています。イギリスの会社なのでしょうか。絵は日本的ですが。

取りあえず日本のゲームを翻訳したものではなさそうで良かったです。「日本のゲームは不適切なコンテンツを含むものばかりで、Steam で日本のゲームを公開するのは慎重にしなければならない」「まだ日本は女性問題に鈍感だ」という方向に進むと困ります。実際そうでしょうから。

エロのことだから国外から寛容に見て貰えると思いますが、そういった問題を扱っている国外の女性団体が立ち上がると日本のゲームは結構厳しそうです。日本のゲームはゲーム内で女性を性的な対象としてどうしても扱ってしまっています。男性目線のゲームが多いのでしょう。「閃乱カグラ」とか思いっきりです。日本はエロに寛容です。海外であの類いのゲームは見ません。

私としては(可愛い)女性の服が破れたりすると「いいね!」となるわけで、そういうゲームがあってもいい(あって欲しい)と思うのですが、アメリカとかだと強めに規制されそうで怖いです。ゾーニングで許して欲しいところです。

他のデベロッパーも禁止された

このゲームの他にも無修正化パッチの配信が禁じられたものがあり、Mutiny! (cf. Steam) というゲームでもデベロッパーがコメントしています。

18+ content?

Lupiesoft [開発者] 10月29日 1時57分

CombustibleLemons の投稿を引用:
Considering this is a steam game, is there the 18+ content or has that been patched out, or removed but with a add-on patch to add it? The Manga gamer version obviously has it, and I would rather have the most full version of the Vn I can get.

Steam does not allow patches in the store.

Please refer here for more info about the game: http://lupiesoft.com/games/mutiny/

Valve としては Steam 上のコンテンツをクリーンな状態にしておきたいようです。

ゲーム内で何らかのコンテンツがカットされた事実を知らしめるキュレーター "Cut-Content Police" も Steam にあり、そこをみると色々と書かれています。

Blue Reflection の Western Version ではスカートの中を見ることができなくなったらしいです。それ目的の人には大問題ですね…。

Blue Reflection は自主規制だと思いますが、日本ではギリギリ許されそうなこうしたエロに対して、世界的に見るとちょっと倫理的にどうなのかと問題になりそうな感じはあります。

日本のゲームのこうしたエロい要素は、Steam などを通して世界にゲームを販売するとなると自主規制する方向になっていきそうです。自主規制ではなくギリギリを攻めていって欲しいのですが。

自主規制ってあまり良いことがない気がします。日本はゲームではエロは良くてもグロを自主規制していますが。

Steamでは明白なアダルトコンテンツを禁止する方向

今後の Steam はこうした明白なアダルトコンテンツは禁止する方向のようです。最近は Steam でエロゲーに近いビジュアルノベルゲームも増えてきていて、Steam も意外と寛容だなぁと感じていました。でも今回の件を考えてみると、寛容ではなくて、そういうコンテンツをどう扱うか決まっていない様子。

日本のアダルトゲームを Steam で買えるようになるのも面白そうだと思っていたのですが、Steam/Valve はアダルトコンテンツが広がるのを抑えたいようです。

今回の件に関しては、「Steam は Rating/Filter を早く作れ」「GTA や Witcher のアダルトコンテンツはどうするんだ」というごもっともなコメントもありました。他の有名なゲームとしては Mass Effect とか Dragon Age も思いっきりなコンテンツが含まれています。EA のゲームは Steam から撤退していますが。

有名なゲームにはなかなか強めのアダルトコンテンツが含まれていることが多いですが、そうしたゲームのアダルトコンテンツは ESRB を経ているせいか、Steam で許されています。ESRB を通さずに Steam で販売されるゲームもあり、そうなると Steam は判断基準に困ることになります。

Steam にある他のビジュアルノベルゲームでも、無修正化パッチの情報が未だにしっかりと書かれているものもあります。たぶん、「今後は」パッチの情報を書いてはダメ、ということだとは思いますが。

Steam でのアダルトコンテンツは何が良くて何がダメなのかの明確な線引きと説明がそろそろ必要です。規制すべきアダルトコンテンツは何なのか。デベロッパーとしても、どこまでがOKなのか予め知りたいでしょう。アダルトオンリーの Rating で販売したいかもしれません。

日本のようにモザイクを掛けるのは Rating に影響するのでしょうか。モザイクと言えば The Sims でも裸にはモザイクがありましたね。モザイクで対処するのは世界的には珍しいでしょう。多くのゲームでは基本的にはそもそも性器が映らないようにしていると思います。

モザイクならOKだと、日本のアダルトなビジュアルノベルゲームで、ストーリー重視のものは販売OKと考えられるかもしれませんね。考えようによっては、The Witcher を紙芝居にしたようなものですからね。

ストーリーの流れで Romance Scene があるだけです。ロマンスか分かりませんが…。そのシーンがゲームの目的になっていなければ大丈夫そうな気もします。無修正化パッチを適用する前提のゲームよりは遙かに健全なことでしょう。

Valve にはしっかりと明確な線引きを示して欲しいところです。アカウント凍結騒ぎをしている Twitter 社のように、線引きに対して大きな裁量があって酷い対応をしていると悪い印象が心に残ります。Steam はもうかなり巨大なので、ルールは明確にしていかないと。

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Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

Twitterのアカウントはありますがうまく扱えていません。Twitterでご連絡の際はDMだとメールが来て気付けます。