The Fullbright Company の Gone Home は、最初は Amnesia の MOD から始まったと Frictional Games(Amnesia のデベロッパー) が語った。

In The Games Of Madness: Gone Home - The Amnesia Edition

... So it came as quite a surprise for me when I learned that Steve Gaynor, one of the people behind the phenomenal Gone Home, had sent this sort of mail to us! I met him briefly at GDC this spring, and was quite amazed to hear that the very first prototype of the game was made in HPL2. He had mailed and asked if the engine would be possible to use for a commercial game, and got the usual response. Fortunately this did not discourage the team from continuing. It also seems like they took our advice since the final version of Gone Home is made in Unity.

画像の右側がプロトタイプ。つまり Amnesia と同じゲームエンジンで表現されたもの。やはり雰囲気がある。

Frictional Games が作ったゲームエンジンは HPL という。この名前は H. P. Lovecraft(ハワード・フィリップス・ラヴクラフト) の頭文字に由来するらしい。クトゥルフ神話の構想を作った人物(cf. Wikipedia)。

Gone Home はその HPL2 で、Amnesia の Mod として初めは作られた。そして HPL2 の使用許可を Frictional Games に問い合わせた。しかし Frictional Games は HPL の使用許可の問い合わせについて、いつも No と答えているらしい。HPL のドキュメントが無く、サポートも忙しくて出来ないという理由から。使用許可が貰えないと分かり、Gone Home のデベロッパーは Frictional Games のアドバイスもあって Unity Engine でゲームを作ることにした。

Frictional Games は Gone Home のプロトタイプをブログにて公開している。これが良く出来ているらしい。雰囲気は少し違うけれど、プロトタイプでもほとんど完成品と同じ。

ゲームを MOD として作るのも良いのかも

MOD としてゲームを作れば他のゲームのエンジンを使えるので、それを自分たちで作り上げる必要がなくなる。それに Frictional Games とつながりを作ることが出来たのは大きい。Gone Home は HPL のライセンスの問題から Unity Engine に切り替えたけれど、HPL で何をどう表現するか試せたのは意義が大きかったと思われる。MOD の可能性を少し感じられた。

最近公開された Don't Starve の MOD、"Screecher" というものも MOD のポテンシャルを感じさせるものだった。

ネタバレなのでプレイする予定のある人は注意。

これは Klei Entertainment によって作られた公式 MOD。Don't Starve でホラーゲームを作り上げた。この MOD を一般に向けて公開したのは、おそらく MOD でもこれだけ出来るんだよということを見せたかったのだと思う。

空からの見下ろし型の視点の Don't Starve を、プレイヤーのすぐ後ろからの視点にしてあったのには驚いた。二次元で表現された三次元空間を移動するのは表現としては面白い。

初めは MOD だったゲームで有名なゲームと言えば、やはり Counter Strike(Half-Life の MOD) と、Killing Floor(Unreal Tournament 2004 の MOD) がある。MOD の段階で見出され、支援を受けた。

ゲームで表現したいものがある時、システムを一から作り上げるのでは無く、他のゲームの MOD で手っ取り早く作り上げてしまうのは意外とありなのかもしれない。でもライセンスは始めに確認しておいた方がいいか。

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Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

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