囲碁ソフトがトッププロの棋士に勝利 - NHK(動画でのニュースも見られる)

1局目はコンピューターが碁盤に石を5子置くハンデをつけた結果、序盤から手堅く打ち進めたコンピューターが武宮九段に11目差で勝ちました。
このあと、ハンデを4子に減らして2局目が行われましたが、碁盤を広く使うコンピューターに武宮九段はなかなか逆転の機会を見つけられず、コンピューターが20目差で勝ちました。

驚き。私が以前遊んでいた囲碁ソフトは何というかふわふわした存在だった。弱い私でもAI囲碁の「最強」に勝ててしまっていて、コンピューターの手筋が良く分からなかった。銀星囲碁の方は突拍子も無い手を打ってきたりしていた。序盤辺りで急に天元付近に打ってくる。私は定石をあまり知らないのだけど、これはもしかしたら有効な手だったのだろうか。でも勝ててしまっていた。しかし、どうやらここ数年で囲碁ソフトが急速に進化したらしい。Zen は武宮九段との対局で、5子置いて(5子のハンデを貰って) 11目差、4子置いて20目差で勝利した。

囲碁ソフトの近年の出来事。コンピュータ囲碁 - Wikipedia より。

2007年に開催された第1回UEC杯コンピュータ囲碁大会で優勝した「Crazy Stone」は、エキシビジョンマッチでプロ棋士の青葉かおりに八子をもらって勝った。翌2008年第2回大会優勝時には青葉に七子で勝ち、同年8月には情報処理学会のイベント「第7回情報科学技術フォーラム」でトッププロの王銘琬九段と対局し、19路盤の8子局で中押し勝ち、9路盤の黒番互先で1目勝ちをおさめた。王はこの対局を振り返って、「十九路盤の棋力を判定するならアマ三段ぐらいだが、まだ底知れない力を秘めている」「プロレベルまで、十年以内で来るのではないか」と評価している[2]。また、2008年3月には、パリ囲碁トーナメントのエキシビジョンで、モンテカルロ碁の「MoGo」がプロ棋士カタリン五段と対戦し19路盤では9子のハンデをもらって敗れたが、ハンデなしの9路盤で3局対戦し1局に勝利した。

2009年8月には、同年5月に開催された「第14回コンピュータオリンピアード」の優勝プログラム「Zen」(『天頂の囲碁』として市販)が、王銘琬から9路盤黒番コミ2目半で勝利した[3]。Zenも実力をアマチュア三~四段と評価されており、王は「従来の囲碁ソフトは読み切れる局面で力を発揮したが、このソフトは読み切れないような難しい局面において力を発揮する」と評価した。

2010年10月には、第15回コンピュータオリンピアードの優勝プログラムである台湾の『ERICA』と藤沢里菜初段の対局が六子局で行われ、結果は藤沢の中押し勝ちとなった。ERICAは序盤に悪手を連発したものの、中盤からは独特の手を打ち、藤沢は「最初は順調だったが、途中から定石にない手を時々打たれて難しくなった」と対局を振り返った[4]。

2011年12月には、第5回UEC杯コンピュータ囲碁大会のエキシビションとして、優勝した「ZEN」と鄭銘コウ九段、準優勝の「ERICA」と小林千寿五段の対局が持ち時間30分の六子局で打たれ、ERICAは敗れたがZENは中押し勝ちした。鄭はZENについて「アマチュア四段以上はある」とその実力を評価した[5]。

囲碁ソフトの進化には「モンテカルロ法[cf.Wikipedia]」という計算方法が影響しているらしい。しかし Wikipedia での説明を読んでも「なるほど、わからん」状態。これを分かり易く説明してくれたコンピュータ囲碁の「課題」という項目が有り難い。

コンピュータ囲碁 - Wikipedia

課題

チェス、将棋では、それぞれの駒の価値が異なるため駒の交換による損得を評価したり、王将・キングというターゲットがはっきりしているため王将・キングの守りが薄いか堅いかを評価するなど比較的有効な評価関数を作ることが可能であったが、囲碁では石自体に軽重がなく置かれた場所や形により要石になったりカス石になったりするためチェスや将棋ほど有効な評価関数を作ることは出来なかった。オセロでは、隅を取ることが非常に重要であるため隅を占めることを高く評価する評価関数が有効だが、囲碁では、盤面が広くここを占めれば明らかに有利という評価が難しい。さらに、将棋に比べ囲碁は最善手と次善手の差が少なく理詰めで着手を導きやすい将棋とくらべ感覚的な部分が多分にあることもコンピュータプログラム(アルゴリズム)との親和性が低い一因である。

... 限られた範囲内の死活を問う詰碁ではしらみつぶしに着手を探ることでプロ級の評価が挙がるプログラムもあるが、... しらみつぶしで調べるには手数が膨大で不可能である。このためあらゆる手を読まなければならない複雑な中盤になると途端に弱くなる。...

しかし囲碁は将棋などに比べて最善手と次善手、三番手の差が小さく一本道の攻防が少ないという特徴から、ランダムなプレイを多数回行って勝率を調べることで形勢を評価することが可能であり、その性質を利用したモンテカルロ碁の登場により、2009年にはこの段階でアマチュアの最上位者やプロ目前の奨励会員三段と同等の棋力と評価されていたコンピュータ将棋よりも先に、プロ最上位者に勝つのではないかとする見解も現れた[6]。またモンテカルロ碁では従来の評価関数を用いるアルゴリズムに比べてソフト開発者の棋力がそれほど必要ない[注釈 2]ために、研究者の裾野の広がりが期待できる。モンテカルロ碁は、終局までをシミュレーションし勝率の高い着手を選択するため計算力が棋力に大きな影響を与えるため、プレイステーション3を8台使用するソフト「不動碁」が現れるなど、計算機の廉価化も棋力向上の要素となっている。また、アルゴリズムの改良により木探索の効率化も図られている。具体的には、石の配置等からよさそうな手を判断し優先的もしくは限定的にプレイアウトを行う方法、終局図に至る手順を考慮せずすべての着手を1手目とみなすことにより1回のプレイアウトで数十倍のプレイアウト結果を得たと仮定してプレイアウト回数を稼ぐ方法などがある。モンテカルロ碁の弱点として、死活など長い一本道の末に決定的な結果が訪れるような手順を見つけにくい点がある。単純なランダム着手によるプレイアウトでは弱いが、着手点を絞るためには手の評価を行わねばならず正確な評価をしようとするほどリソースを消費しプレイアウトの数を減らさずを得ないという矛盾が生じる。現在は、着手を絞る方法をいかに簡素で効果的にするか、もしくは、プレイアウトの数を稼ぎいかに有効な手に深くモンテカルロ木探索を延ばすかというアプローチでモンテカルロ碁の研究が進んでいる。

理解が合っている自信は無いのだけど、「囲碁は盤面が広く、手数が多い。その為、膨大な全ての手をしらみつぶしに行い、それぞれを評価をするのは難しい。そこで、モンテカルロ法を導入し、ランダムな手をまず与え、その手の勝率を計算する。この勝率は正確なものでは無いが出来るだけ正確な確率に近似する。これは囲碁における最善手と次善手の差があまり無いことから近似で良い。これを何度か繰り返し、得られた確率の中で一番良いものを採択する」という感じで良いだろうか。

まあともかくモンテカルロ法の導入により囲碁ソフトが急速に進化しており、特に Zen はプロ棋士から「アマチュア3段~4段」程の評価を貰っているようだ。確か1子は10目ほどのハンデだったと思う。なので武宮九段と Zen は2~3子置きほどで良い勝負になるだろう。さらに囲碁では1段上人との対局では1子置かせて貰うというのが慣わしだったような気がした。(1段位の差が10子ほどの力の差) なので結局 Zen は3~4段ほどの実力があるのだろう。

モンテカルロ法を導入した囲碁ソフトは、私が対局したことのある銀星囲碁やAI囲碁とはかけ離れた強さを持っているのだろう。ちょっと対局してみたい気もする。でも勝てないんだろうなあ。ちなみに Zen というエンジン(囲碁ソフト) は、天頂の囲碁3 というゲームに使われているらしい。ちょっと興味が出てきた。

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Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

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