Twitch のガイドラインがアップデートされました。アップデートされたガイドラインは日本語でも読むことができます。

嫌がらせ行為規制の経緯はゲームのストリーミングに少しでも興味があれば知っていることでしょう。大分騒がれましたからね。ゲーム界は暴言の嵐です。

嫌がらせや暴言に厳しくなっているのは好ましい

ここ最近は嫌がらせ行為や暴言などへ厳しくなってきており、この傾向は非常に良いと思っています。オンラインゲームの1つの障壁は暴言です。

League of Legends などの MOBA や Overwatch などの FPS でもプレイ人口が多いゲームはやはり暴言も多く、私はゲンナリしています。競技性の高いゲームをプレイしていると熱くなりやすいこともあるため、感情を抑制する理性が必要になります。

ゲーム内で暴言を見た・聞いた経験をしたプレイヤーは、自分も暴言をしてもいいと思ってしまう傾向にあるのでしょう。暴言は広まっていきます。日本人は英語なら暴言してもOKと考えている人もいます。これは英語を使っていることが、海外に行くと恥がなくなるという感覚に似ているのでしょう。

私もマルチプレイのゲームを色々とプレイし、暴言にはよく出会いました。以前、暴言は受けた側が単独で対処しなければならないものでしたが、最近ではコミュニティ全体が立ち向かっていて非常に良いです。これで暴言や煽りが少なくなると嬉しいです。

最近の FPS はプレイヤーに煽り行為をさせるゲームデザインになっていますが、今後変わってくるかもしれません。キルカメラで見えるように踊ったりといった行為は冗談が通じる仲間内なら良いですが、知らない人にやるとやられた側は不快でしょう。

日本でもこうした嫌がらせ行為は非常に多く、マルチプレイに参加するには注意が必要です。特に日本では低年齢層がゲームをプレイしますし、精神年齢が低いような大人もゲームをプレイしています。良いプレイヤーに出会えればゲームが楽しく終わりますが、そうでない場合悪い体験になることもあります。

私の感覚では、マルチプレイには礼儀正しい人が少ない印象があります。でも以前よりも無礼さが問題になることが多くなり、最近ではプレイヤー全体の振る舞いが改善されているような気がしています。

相手が見えないとどうしても嫌がらせ行為をしやすくなるため、全てのプレイヤーに対し、ゲームのマルチプレイに参加する前に注意事項を確認させた方が良さそうです。利用規約の一部に嫌がらせ行為などの注意を書いても誰も読みません。暴言者を簡単に報告できるようなシステムが最近は少し増え、抑止力になっていると思います。

ちなみに SNS などのネット上でも、暴言を受けた人が暴言をした人を許さないと決めたら、裁判を行ったり警察に被害届を出せるため、やる気になると追い込めます。もうネット無しには成立しない社会になりつつあり、警察がこれまで腰が重かったインターネット上のトラブルにも対処し出しているため、今後は警察がより動いてくれるようになりそうです。ネット上の暴言や嫌がらせの方がログが残るため証拠になりやすいです。

配信者の服装への戒め。ストリーミングにもドレスコードはある

今回のガイドラインのアップデートで面白いのは、配信者の服装について規制です。

IRL カテゴリーでは Twitch が作られた目的のゲームのストリーミングではなく、それ以外の事を何でもストリーミングできます。楽器を演奏したり、料理をしたり、雑談、日常生活のカメラ映像のストリーミングとか。ここを見ると分かりますが、人気集めのために過激な事をしている人も多い。

女性の中には胸元が開いている服装を着て、カメラでそれを映しながら配信したりする人がいます。IRLに限らず、ゲームのストリーミングでもカメラで露出の多い服装を映している女性も多いです。

他にも女性がぴちっとした服を着てお尻を見せながらスクワットをして Subscriber を集める配信もあったようです(クリップが大量に残っていて今も見ることができますが、19日にガイドラインに抵触するコンテンツは消されるようです。目的が何であれ、見たい人はお急ぎを)。

こうした性的なものやそれを示唆するコンテンツは健全なコミュニティを作りたい Twitch としては避けたいようで、今回規制されることになりました。Twitter のような無法地帯になる前に、Twitch はやっぱりメインはゲームだよねと再確認したのでしょう。

服装の注意をされるのは女性で、これに対していつものように女性から異論が出ているようです。性的だと感じさせるものは何かの線引きをするのは難しいです。Twitch のガイドラインは下のようになっています。

Twitch.tv - Sexual Content

裸体表現と服装

クリエイターは、配信の状況、意図、言動に適した服装の着用を心がけてください。ゲーム配信、家庭内からの配信、プロフィール/チャンネルに登場する画像においては、外出時またはショッピングモールおよびレストランに出かける時のような服装の着用が適切です。例えばビーチなどからフィットネスや雑談の配信を行う場合は、状況に応じたエクササイズや水泳用の衣類の着用が認められます。

その場に適した服装を、ということです。ゲームをプレイしているなら露出した服装は要らないよね、と。男性でもゲームのストリーミングで水着などの上半身裸だとダメだということでしょう。でもコスプレをしている場合が難しい…。

実際のところ、Subscriber や寄付を集める目的で服装を選んでいるのは女性です。男性が性的な服装をしているのは私は見たことがありません。男性は顔がメインになるカメラ映像を見せていることが多く、私は彼らの服装を気にしたことがありません。女性の方が体を多く映しています。

服装によって性的な示唆を利用しているのは女性であって、それで利益があるということです。最近「女性は男女平等を求めながら、"女性らしい服" を着ているのに愕然とした」という女性の話を見ましたが、服装については判断が難しいです。女性の中でも意見が分かれるでしょう。

Twitch.tv - Sexual Content

Twitchの配信において許容される特定の服装規定が存在しないのはなぜですか?

Twitchにおいて紹介されるコンテンツは多様性を拡大し続けています。それに伴って適切な服装の範囲も変更が必要です。例えばビーチやジムの配信においては適切であるものが、クッキングやゲームプレイ配信では適切でない可能性があります。現実世界での行動と同様に、Twitchのコミュニティガイドラインに従ってクリエイターが行動することを支援するために、処置/審査の対象になった服装そのものだけではなく、服装を着用した状況や、着用した人物の意図を考慮したものを反映させたポリシーを更新してきました。裸体表現、または男女の性器、臀部、乳首に焦点をあてたものやその露出、性的なものを示唆する服装など、明示的及び暗示的な性的コンテンツは禁止されているということは忘れないでください。

ガイドラインは結構しっかり書かれているように思います。現実世界で外に出歩ける服装をすれば取りあえずは問題ないようです。でもこういう表現だと「(露出の多い)この格好でも外に出歩ける」という意見も出ます。Twitch 側も判断が難しいところでしょう。

女性は嫌がらせ行為を受けやすい

なお、女性の方が性的な嫌がらせのコメントを書かれやすいです。この事は Twitch に限らず、以前から長らく問題になっており、何とかならないかと思うのですが、なかなか改善されないようです。

私は嫌がらせのコメントをすること自体が思いつかないので、どういうことを考えてそのようなコメントをしているのか分かりません。社会的な男女間の対立もあるように見えます。GamerGate 問題のように、日本では考えられないほど過激な対立があります。

Twitch を昔から利用している人の中には、Twitch はゲームの配信を目的とするサービスだからそれ以外のものを排除したいと考える人もいるようです。Twitch が作られた目的は確かにゲームのストリーミングなんですけどね。

日本人の女性でもストリーミング配信をする人が増えていますが、日本語圏だとそんなに嫌がらせのコメントを見ません。英語で嫌がらせのコメントをしてもその意味が伝わらなければ、コメントをした人は楽しくありません。日本語圏が比較的平穏なのはそういうことなのかも。

IRL では韓国人の女性によるカメラ映像の配信も多く、韓国語圏でも比較的嫌がらせが少ないのかもしれません。

MeToo運動もあり、嫌がらせ行為・セクハラは最近注目が集まっている問題です。この流れがうまくいくと、嫌がらせは改善されそうです。YouTube や Twitch、LoL の運営会社 Riot Games などがここまで暴言に厳しいのも初めてのことです。認識が変わりつつあるように思います。

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Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。

Twitterのアカウントはありますがうまく扱えていません。Twitterでご連絡の際はDMだとメールが来て気付けます。