「Minecraft」が小学生に流行りだしてきているようです。

「マインクラフト」日本の小学生にブームの兆し PS版、半年で国内50万本 - ITmedia ニュース

今年1月~2月にかけて東京・大阪・名古屋、福岡で開催されたイベント「次世代ワールドホビーフェア '15 Winter」では、開場から間もなく、マインクラフトを試遊するための待機列が150分になり、常時入場制限がかかるなど異例の人気ぶり。コロコロコミックの編集長代理・和田誠氏は「小学生の間でのブレイクはもう目の前に来ている」とコメントしている。

上の記事でアンケートがあるのでちょっと見てみましょう。

マインクラフトをプレイしている人、これを好きな人、興味がある人が答えたアンケートです。答えたのが全員小学生かは分かりません。

このアンケートを真に受けるなら、「自由に遊べる」「冒険が楽しい」「飽きない」「物作りが楽しい」「みんなで遊べる」ところが良い評価を受けているということになります。お友達もマインクラフトをプレイしているようなので、連鎖的に広まっていくのかもしれません。

今、小学校ではかつてのソフトバンクの CM のように「えー、○○君マインクラフト持ってないの?」「しょうがないよ○○君 3DS だし…」という会話があるのかもしれません。

マインクラフトは創造的なゲームだけど、そこは楽しんでいない…?

変なゲームをプレイしているよりは、マインクラフトは創造的なゲームなので頭にも良いと思います。レゴブロックの自由度を上げたようなものです。自分の想像力さえあれば、好きなものを作れます。

それは分かりますが、実際には小学生は何を作っているのでしょうか。そこまで踏み込んで調査して欲しいところです。というのも、票数第2位の「冒険が楽しい」にどうも引っかかるからです。

私の想像ですが、第1位の「自由に遊べる」は「自由にものを作れる」ではなく、マインクラフトのシステムが自由だといっているのでしょう。「冒険が楽しい」ということから、ブロックを積み上げて立体的に何かを作っているとは考えにくいです。

第4位の「物作りが楽しい」も、もしかすると冒険のための物作りかもしれません。「物作り」という言葉の範囲が広く、もしかしてアイテム合成「クラフト」もその物作りの意味に入っているのでは…。

このアンケートはおおざっぱで、何に「自由」を感じているのか、何が楽しいのかよく分かりません。ただ小学生がそれを言語化できるのかもちょっと不安があったりします。

「みんなで遊べる」 vs. 「一人で遊べる」…という構図は間違いか

アンケートの第5位は「みんなで遊べる」、第10位に「ひとりで遊べる」という正反対の意見があります。ここから「どっちなんだ」と思ってしまいますが、この二つの評価が入っていることは素晴らしいことなのではないでしょうか

つまり、みんなでも遊べるし一人でも遊べるわけです。そういうゲームはあまりありません。MMORPG やモンスターハンターやその類似ゲームはみんなでプレイしないと楽しめません。最近は友達数人でプレイするゲームが流行ってきている気がしますが、そういうゲームは一人でプレイしても楽しめません。

そう考えると、マインクラフトは一人でも遊べ、その上みんなでも遊べるなら素晴らしいことです。

長期間売れていてすごい

それにしてもマインクラフトは長期間売れていてすごいです。私がマインクラフトを知った時はアルファだったのですが、これは2010年のことらしいです。そこからずっと売れ続けています。未だに売り上げランキングに登場しますし、様々なプラットフォームで販売され、今度は Vita にパッケージ版が登場するようです。

こんなに長期間、世界的に売れているゲームはなかなかありません。小学生もプレイするようになると、もう全年齢が楽しめるゲームといってしまっても良いのかもしれません。

Nomeu / のめう
PCゲーマー

ゲームに没頭している時間は幸せ。

レビューとか良さげなセール情報とかを書いていきます。

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