海外でも「YAOI」が市民権を得ているのかな? Humble Bundle でやおいマンガが販売開始

Humble Bundle で「YAOI」マンガの Bundle 販売が始まりました

これは結構驚きで、マンガには性的描写が含まれていて、Humble Bundle でもそういうのを扱うようです。

「YAOI」という言葉を使って通じるらしいのも驚きです。「Kawaii」「Karoushi」「Yaoi」。「Hentai」の国としては誇らしいですね!

最近では「NANI!?」が流行っているらしいですよ。WTF の代わりのように使っている人がいます。

「やおい」の意味については Wikipedia にまとまっています。

やおい - Wikipedia

  1. 物語性に乏しい漫画や小説などの創作物(初期の用法、後述の#やおいという言葉の誕生の節を参照)
  2. 商業作品・同人作品を問わず、男性キャラクター同士の絡みやそれを匂わすシーンを含む女性向けの創作物の総称
  3. 2の中でも主に既存の物語(漫画・アニメなど)の男性キャラクターを使用してその同性愛関係を描いたアニパロ(アニメのパロディ)などの二次創作作品(#パロディやおいの節を参照)
  4. セックスをしていない、恋愛関係にない二者において、友情以上の特別なものを感じさせる関係性。なお、男性同士に限られず、女性同士、異性同士にも使われ、性別ではなく人間関係の在り方がポイントになっている。

おそらく海外には「やおい」の意味はそれほど伝わっていないでしょう。単に「ボーイズラブ」ぐらいの意味で使われているのではないでしょうか。

私としては「ボーイズラブ」の方が純愛を感じさせる言葉で、「やおい」はややよこしまな性的なものを感じます。

「キャラゲー」と「エロゲー」の違いみたいな。「ビジュアルノベル」と「美少女ゲーム」の違いみたいな。今は「美少女ゲーム」という言葉は見なくなりましたね。

Humble Bundle では「Some of the content in this bundle may be inappropriate for audiences aged 18 and under.」と書かれていますので、性的な描写が無く、純愛ものとしての「やおい」も含まれているのでしょう。

「やおい」は分かり難い言葉なので今は日本でもそれほど使われていないように思います。

語感もよくありません。「百合」は花を想像できて綺麗なのですが、「やおい」は泥臭さを感じるというか。

私は「百合」の方が興味があるので、百合マンガ Bundle の販売をしてくれたらちょっと興味が出ます。というかエロマンガがOKなら、思いっきりエロマンガを販売してくれないでしょうか。

サンプルを見ることができるのでちょっと見てみると、やはり言語の壁を感じます。男性のシャイさというものが海外で伝わるのでしょうか。「トキシックな男性像」という概念は少し知っている人がいるようなのですが。

日本のボーイズラブはややステレオタイプを感じます。イケメンで俺に付いてこいタイプの男性と、繊細さと純粋さを持った少女のような少年(描き手の投影)。

この Bundle では「Absolute Obedience ~If you don't obey me~ Vol. 1 - 31」「You Haven't Seen The Best Of Me! Vol. 1 - 21」「My Lucky Star」あたりが有名らしいです。

「Saijiki(歳時記)」というタイトルは面白いですね。「きのう歳時記を読んで勉強した。すごく勉強になったわぁ。しかも英語版」と言えますね。

Humble Manga Bundle: Yaoi by Media Do

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Nomeu

ほとんどのジャンルのゲームが好きです。特に好きなのはRPG。「Xenogears」「クロノトリガー」「ペルソナ3、4」とか。ドラクエは「V」。主人公が「勇者」ではないところが好き。ビジュアルノベルは「STEINS;GATE」「Ever 17」「AIR」が好き。

どこぞの作曲コンクール最優秀賞受賞。好きなゲーム音楽は「愛のテーマ (FF)」「Heartful Cry (ペルソナ)」「夢の卵の孵るところ (Xenogears)」「凍土高原 (Kanon)」「夜の底にて (クロノトリガー)」「Theme of Laura (Silent Hill 2)」「Scarlet (みずいろ)」「bite on the bullet (I've)」など。たくさんありすぎてスペースが足りません。

ゲーム音楽以外だと「Ballet Mecanique (坂本龍一)」「月光 第3楽章 (L.v.Beethoven)」「水のない晴れた海へ (Garnet Crow)」「Angelina (Tommy Emmanuel)」「空へ… ライブ版 (笠原弘子/ロミオの青い空)」「太陽がまた輝くとき (高橋ひろ/幽遊白書)」「スカイレストラン (ハイ・ファイ・セット)」など。